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206.性格が悪い ページ26

『もっ…もう無理…!』



ドサッとベッドに倒れ込むと、無一郎が私の隣に寝転んだ。
汗で張り付いた私の前髪をかき上げ、おでこにキスをした。



「俺はまだいけるけど?」



自然と腰に手を回してきたけど、ハエを払うかのようにペシッと払った。
ちょっと切なそうな顔をしていたけど、知らない。



『もうそろそろ出ないと、延長料金取られるよ。』

「よく知ってるね。
ホテル来たことあるの?」

『んー、まぁね。』



当たり前のように答えた瞬間、私の顔に影が落ちた。
視線を上げると、隣いた無一郎がいつの間にか私の真上にいた。



「俺が初めてじゃないんだ。」



ムスッと尖らせた口を見て、妬いているのが分かる。
そのかわいさに胸がきゅうっとなる。



『無一郎だって初めてじゃないくせに。』

「そうだけど、Aの初めては俺がよかったの。」



ぐっ…



『っあ…!
入ってる…って…!』

「わざとだもん。
Aとホテルに行った元カレに嫉妬しちゃった。」



やっぱりかわいくない…!
でも、それは入れる理由にはならないと思います!!



『やっ…そこ、やだぁ…!
ほんと無理…!』



無一郎の腕を掴み、やめてくれるように懇願したが、彼の耳には届いているようで届いていない。
ニヤッと笑ったかと思うと、そこばかり。
性格悪すぎる。



『もっ…きら、いっ…!』

「本当は?」

『ひゃっ…!』

「ねぇ、本当は?」



やっぱり敵わない。
シーツを掴んでいた手を無一郎に伸ばし、ギュッとしがみついた。



『す、き…。
いじわ…る…!』

「かわいい。」



ほんっと、性格悪すぎる。
でも、そんな無一郎も好きだから許してやろう。

207.無一郎沼→←205.穴があったら入りたい



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , ふろふき大根   
作品ジャンル:恋愛
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ひろか - あーー!もーー!興奮が収まりません!ちょくちょく出てくる原作の台詞とかもう最高でした!刀鍛冶編の「おい、いい加減しろよ、クソ野郎が。」の台詞には赤面でした!刀鍛冶編で、私の中で、top3には入る台詞だったのでもーあーあーって語彙力がなくなりました。 (3月9日 0時) (レス) @page47 id: 57ea2d5713 (このIDを非表示/違反報告)
優衣 - 海斗から助けた所がものすごくかっこよくてもっと無一郎の事好きになりました♥️ (5月8日 11時) (レス) @page44 id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
もろん - 完結おめでとうございます!!(終わってほしくないよぉぉぉぉ)とっっっっっっってもオモシロかったです!! (2021年6月8日 14時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
むむいむい君 - 完結おめでとうございます。いやもうマジで無一郎最高すぎる終わらないでーー (2020年12月12日 2時) (レス) id: fa7814fbb8 (このIDを非表示/違反報告)
無一郎 - 完結おめでとうございます!あの...また新しく無一郎くんの小説書いてもらえますか? (2020年11月21日 3時) (レス) id: 16e352d00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年8月9日 19時

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