74.グイグイ ページ28
『私、松島くんにクリスマスデートに誘われたから…！』
……かわいくなっ！
可愛げ0！
むしろマイナス！
机に突っ伏している私の背中を、誰かがツンツンとした。
顔を上げて振り向くと、カナヲが神妙な面持ちで見下ろしていた。
「さっき、時透くんと会ったんだけどね、話しかけても上の空だったの。
何かあった？」
��無一郎の様子がおかしい＝私��になる方程式は何だろうか。
今回はイコールで正しいんだけどね。
『知らない。』
「嘘。」
カナヲに両肩を掴まれたかと思うと、すごい力で体を起こされた。
見かけによらずすごい力で、パシパシと何度も瞬きをしながら彼女のことを見た。
「炭治郎も言ってたけど、昨日から様子がおかしいよ。
もうさっさと白状して。
私の心臓がもたないの。」
ドサッと音を立てて私の隣に座り、ズイッと体を近付けてきた。
私は思わず体を仰反る。
カナヲって、これだけもグイグイとくるタイプだっけ？
『えぇっと…。』
「早く。」
真顔で見つめてくるカナヲに恐縮してしまい、『無一郎のこと好きになっちゃっ……た。』と俯きながら、ボソボソッと話した。
すると、彼女の大きな目がもっと大きく見開いた。
「えっ…ええ！？
両想い…！？」
『一応、そうなる…かな。』
「��一応��？
もう付き合ってるんだよね？」
『ううん、付き合ってない。』
また目が見開いた。
そして、私の二の腕をガシッと掴んだ。
「何でなの！？」
『それは、私の意地？で……はい！
もうおしまい！！』
強制終了。
これ以上は私のボロが出てしまいそうだった。
顔の前で大きくバツをしているとカナヲは諦めてくれたようで、二の腕から手を放してくれた。
「2人に進展あって嬉しい。」
カナヲはパァッと笑顔になり、いつもの彼女に戻った。
ホッと安心し、『ありがとう。』と一応お礼を言った。
それはいいとして、クリスマスどうしよう…。
あの場で言えばよかった。
時間が経てば経つほど、断りにくくなる。
___クリスマスは無一郎と過ごしたい。
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優衣 - 無一郎がかっこよくてずっと心臓がドキドキしっぱなしでした♥️ (5月8日 10時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 竈門夜蝶さん» 仲間！！高いけど可愛いんよ！貢いでまう…。時計もかわいいやろー？＼(^o^)／ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かすみんさん» もっと舞い上がらせるぜ！！ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - むいくん推しさん» やっとやで！お待たせしました！！続編がんばる（ちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - マナフィさん» ありがとうございますぅ！！好き！！（ぶちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月12日 20時
