71.お誘い ページ25
小中高大…私は真面目に授業を受けてきた。
寝てしまうことはあったけど、サボることなんて…。
そう…サボってしまった…！
はぁっと大きなため息をつき、椅子の背もたれにもたれた。
無一郎から逃げた私は、中庭にあるベンチに座っている。
無一郎サボったね。
またノート貸してあげる。
無一郎からそうLINEが来ていたけど、返事はしていない。
というか、今日はもう、返事はしないでおこう。
彼に近付くのは危険だ。
思い出すだけで恥ずかしくて死んじゃいそう。
「あ、Aちゃん。」
熱い頬に手を触れたまま顔を上げると、友達と一緒にいる松島くんがいた。
「彼女かー？」と言われた彼は、「ちゃうわ、アホ！」と声を上げていた。
「空き時間なん？」
『あー、はい。』
苦笑いを浮かべ、サラリと嘘をついた。
すると、「隣いい？」と言ってきたので頷いた。
「翔、後で詳しく聞かせろよ。」
「うっさいわ！」
松島くんは友達をシッシッとした。
友達はニタニタと笑いながら、中に入っていった。
「ごめん。
アイツら、ほんまにー。」
松島くんは大きなため息をついて、私の隣に座った。
『ううん、大丈夫ですよ。
仲いいんだなって思ったぐらいなんで。』
「優しいなぁ…。
てか、元気になったようで安心したわ。」
『もう元気100%ですよ。』
顔の前で拳を作り、元気ですアピールをした。
すると、松島くんは「___わええな、ほんま。」と呟いた。
小さな声だったので聞こえず、首を傾げた。
『何か言いました？』
「いや！
何もないで！！
ほんまに何もないから！」
やたらと焦っている松島くんを見て、思わず吹き出してしまった。
だって、身振り手振りも大きいから。
「笑わんといてや！
クリスマスにデートに誘おうと話してんのに！」
『え？』
「あ。」
『デート…ですか？』
松島くんの顔がみるみる赤くなる。
それを見て私も赤くなる。
そういえばもうすぐクリスマス。
ここ数年縁がなかったので、すっかり忘れていた。
「今のは口が滑ってもうた…！
もっと慎重に誘わんなあかんと思ってたのに…。」
頭を抱えている松島くんを見たけど、私の頭の中に浮かんだのは無一郎。
クリスマス、一緒に過ごしたいのは…___
「返事また聞かせて！
もうこの空気耐えられへんから行くわ！」
今すぐ返事しようと思っていたのに、松島くんは行ってしまった…。
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優衣 - 無一郎がかっこよくてずっと心臓がドキドキしっぱなしでした♥️ (5月8日 10時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 竈門夜蝶さん» 仲間！！高いけど可愛いんよ！貢いでまう…。時計もかわいいやろー？＼(^o^)／ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かすみんさん» もっと舞い上がらせるぜ！！ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - むいくん推しさん» やっとやで！お待たせしました！！続編がんばる（ちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - マナフィさん» ありがとうございますぅ！！好き！！（ぶちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月12日 20時
