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47.どうしたんだ ページ1

「Aっ。」

『…はいっ!』



ぽけーっとしていたけど、カナヲの声でやっと我に返った。
いつの間にか授業は終わっていて、講義室にいるのはわずかな人だけだった。



「大丈夫?
最近ぼーっとしてるけど…。」

『あー…疲れてるのかも。』

「そう?
無理しないでね。」



カナヲの心配が痛い、痛すぎるよ!
本当は疲れてなんぞない。
毎日元気いっぱいだ。



原因は、あのパンケーキ事件?だ。
無一郎と話をすると、心臓がドキドキしてしまう。
はて…?



「まだここにいたんだ。」



ガバッと顔を上げると、目の前に無一郎が立っていた。
出た!(失礼)



「…具合悪いの?」



無一郎は私の前髪を上げ、おでこに触れた。
ほら、いつもみたいにペイッて払わないと。
ねぇ、何で体動かないの?
何で心臓がこんなにもうるさいの?



「A?」



無一郎が私と視線を合わせるために、腰をかがめた。
目の前に彼の顔。
もうダメだ、耐えられない。



『バッ…バイトだから先行くね!!』



ボサボサになった前髪、いきなり立ち上がった私を見て驚いているカナヲ、手の行き場を失っている無一郎…そんなのお構いなしに講義室を飛び出した。



本当に、どうしたんだ、私!!

48.困っとるやん→



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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , ふろふき大根   
作品ジャンル:恋愛
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優衣 - 無一郎がかっこよくてずっと心臓がドキドキしっぱなしでした♥️ (5月8日 10時) (レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - 竈門夜蝶さん» 仲間!!高いけど可愛いんよ!貢いでまう…。時計もかわいいやろー?\(^o^)/ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - かすみんさん» もっと舞い上がらせるぜ!! (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - むいくん推しさん» やっとやで!お待たせしました!!続編がんばる(ちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - マナフィさん» ありがとうございますぅ!!好き!!(ぶちゅ (2020年7月22日 22時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朔夜 | 作成日時:2020年7月12日 20時

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