3.プレイボーイ ページ4
隣を歩く無一郎からココナッツのような甘ーい匂い。
その匂いに酔いそうになり、そろっと距離を取った。
「あ、コンビニ寄っていい？
買いたいのあるんだ。」
足を止めた無一郎は、目の前にあるコンビニを指した。
『全然いいけど、帰りに寄ったら？
この道通るでしょ？』
「今行きたい。」
『はぁ…。』
気の抜けた返事をした私を差し置いて、無一郎はコンビニに入っていった。
彼は今みたいに気まぐれで、その時の思いつきや気分で行動することもある。
��それがいい！��という子もいるけど…。
呆れたようにため息をつき、スマホを見た。
癖でSNSを見ていると、無一郎が出てきた。
「ごめん、お待たせ。」
『ううん。
早かったね。』
「買うもの決まってたからね。
はい。」
ガサッとコンビニの袋から取り出したのは、私の好きなカフェラテ。
ここのコンビニのカフェラテが一番好きなのだ。
だって、クリーミーでほんのり甘くて…って___
『え…？』
「ノートのお礼。
A、ずっとこれ好きだよねー。」
さっきの頭ぽんぽんといい、このさりげない優しさが無一郎のモテるポイントだ。
でも、私は絶対に___(以下同文)
『無一郎がモテるの分かるよ…。
ありがとう。』
素直に受け取ると、無一郎は「そう？」と呟いた。
え、今更ながら実感なし？
『いやいやいやいや。
毎日女の子に囲まれているし、さっきも…ね？』
さすがにストレートに言うことができず、言葉を濁した。
「そうだなぁ…。
��来るもの拒まず去るもの追わず��だからね。
俺のことを好きじゃなくても、誘われたら受け入れているからそう思われているのかも。」
わー、プレイボーイ。(棒読み)
振り返ってみるとそうだった。
無一郎から誘ったのを見たり聞いたりしたことがまったくない。
いつも誘われている。
そして、それを受け入れている。
わー、プレイボーイ(2回目の棒読み)
カフェラテの蓋にストローを突き刺し、感情を無にして飲んだ。
うん、やっぱりおいしい。
「でも、Aに誘われたら断るけど。」
はい、これは怒っていいですよね？
だって、��誰でも受け入れるよ��って言ったくせに、私は断られるんですよ！？
それって結局、��女��として見てもらえてないってことですよね！？
『…ここからは1人で帰る。』
「え…！？
A？」
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優衣 - 無一郎の「俺の奥さん｣にやられた❗もうかっこよすぎるよ♥️ (5月8日 9時) (
レス) id: 95d1cd5894 (このIDを非表示/違反報告)
霞桜 - 無一郎推しです 最高ですね何回も読んでますお気に入りの１つです(*´꒳`*) (2022年5月4日 11時) (レス) @page47 id: f3badad1aa (このIDを非表示/違反報告)
かすたーど - プリ小説始めましたか？作者名「あめ」さんで『プレイボーイ』まで書いてますか？パクリかもしれないと思い報告させていただきました。同一人物だったらすみません… (2021年6月12日 21時) (レス) id: a8aae533dd (このIDを非表示/違反報告)
もろん - すっごくオモシロい！天才だ〜応援しています！！ (2021年6月8日 6時) (レス) id: 2c8540451a (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - わたぬきくん。さん» 何回でも周回してぇえぇ！笑 (2020年8月22日 0時) (レス) id: eb37705ec2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年7月4日 19時
