182.見たい ページ2
「ありがとうね、Aちゃん！
俺、頑張るから！」
これでもかってぐらいお礼を言ってもらい、我妻さんと別れた。
そして、炭治郎と仲良く並んでアパートへの帰り道を歩いている。
『我妻さん、相変わらずだったね。』
「本当になぁ。
ありがとうな、来てくれて。」
炭治郎は私の手を握った。
もうさすがに慣れた…はず！
『…炭治郎は就活しないんだね。』
「ん？
残念そうな匂いがするぞ？
してほしかったのか？」
私はブンブンと首を横に振り、否定をした。
そういうことではなくて…なくて…。
『……笑わない？』
遠慮がちにそう言うと、炭治郎はふふっと微笑みながら「もちろんだ。」と言ってくれた。
『炭治郎のスーツ姿見たかったなぁ…なんて思って…。』
「へ？」
炭治郎がキョトンとした声を出すものだから、私は顔の前で手をブンブンと振った。
『いや、あのね！
今日の我妻さん、スーツだったでしょ？
やっぱり、スーツ姿は普段と違ってていいなぁというか何というか…。
だから、炭治郎のも見たかったなぁ…なんて。』
照れている私をよそに、炭治郎はぷくっと頬を膨らませた。
「…スーツ姿善逸がかっこよかったということか？」
はい、拗ねてますね！
かわいいです！
『それはまた別の話でしょ！
炭治郎のが見たいの。』
「へぇ？」
次はニヤニヤとしたり顔。
よからぬことを考えている証拠だ。
「そんなに見たいのか？」
『まぁ…うん。』
「かわいくおねだりしてくれたら、見せてあげるぞ？」
炭治郎の意地悪さに、こちらも意地を張ってしまう。
『じゃあいい。』
「あー、拗ねないでくれよ。
かわいいから。」
どこまでも調子のいい炭治郎だ。
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そらね - 正直言って陽菜ちゃん嫌いです。 (2020年11月15日 9時) (
レス) id: 4fd123f034 (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 朔夜さん！これからもたくさん素敵なお話を作ってください！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
凪 - お話が面白すぎて……すごい……。(語彙力) 炭次郎の甘えてくるところがアアアアアアアアアアッッッッ！！！！！！たまらん！！！！！！ (2020年7月23日 0時) (レス) id: c9bbef43dc (このIDを非表示/違反報告)
鬼滅の刃大好き - 陽菜が炭治郎のこと好きなのはわかるけど、さすがにやりすぎぃ〜！炭治郎、夢主さん、がんばれ〜！！そしてそして！朔夜さんも頑張ってください！ (2020年7月4日 0時) (レス) id: 7db63c5bfe (このIDを非表示/違反報告)
蜂蜜色(プロフ) - 朔夜さん» んーっ！ (2020年6月8日 18時) (レス) id: 47360ddac9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔夜 | 作成日時：2020年6月3日 20時
