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お粥 ページ22

『ん...』


泣き疲れて、いつの間にかぐっすり寝てしまっていた。



ガチャ


『だ、いちゃん?』


赤「あ、ごめん。起こした?」


だいちゃんが、お茶碗を乗せたトレイを持って、部屋に入ってきた。


『ううん、さっき起きた。』


赤「具合、どない?」


『薬のおかげで、だいぶ楽になったかな。』


赤「ん、ならよかった。」


『それ、なに?』


赤「あー、なんか食べたほうがええ思て、お粥作ったんやけど、」


『えっ、だいちゃんが?』


赤「他に誰がおんねん(笑)」


『やって、イメージ無いんやもん(笑)』


赤「うっさいなー、文句あるんやったら食べんでええですーっ!」


『ごめんごめん!(笑)食べたいっ!』


赤「ん、どうぞ」


『ありがとっ。......熱い?』


赤「いや、そんな熱ないで。A猫舌やろ?」


『うん。...変なもん入ってない?』


赤「入ってへんわそんなもん(笑)」


『異物混入とか...』


赤「はい、もう没収〜!俺がぜーんぶ食べまーす!」


だいちゃんにトレイごと取り上げられる。


『あーっ、ごめんって!食べるー!』


赤「ほんま、何をそんな疑っとんねん(笑)ほら、」


『んっ!』


だいちゃんが、サッとスプーンでお粥をすくい、そのまま私の口に押し込んだ。


『んー!(もう!)、んんんーん!(何すんの!)』


赤「ははっ(笑)今の顔、めっちゃアホやったで(笑)」


「んっ!」と私の顔真似をしながら、馬鹿にしてくるだいちゃん。

ムカッときて、肩をバシッと叩いた。


赤「痛っ!暴力や暴力!」


『うるさいっ!自分で食べれるっ!』


だいちゃんからトレイごと奪って、私は残りのお粥を全部食べた。


『ふぅ、ごちそうさまでした。』


赤「お粗末様でした。」


『だいちゃん美味しかった、ありがとう!』


赤「...っ、おう。んじゃ俺片付けてくるから。」


『え、あっ、でも...』


そう言って慌てて部屋を出て行っただいちゃん。



別に明日私がやるからいいのに...。


なんて言葉も、だいちゃんには全く届いていなかった。

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設定タグ:WEST. , 重岡大毅 , 幼馴染   
作品ジャンル:恋愛
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亜由 - 2人とも照れてその様子をお兄ちゃん組は見守っててシゲとのんちゃんが騒いでるお話を書いてもらえませか? (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - こんばんは。小説読みました。京セラドームで皆がMC中にサプライズで主夢が神ちゃんの誕生日をお祝いする楽屋で主夢が神ちゃんにお手紙を読んで皆でケーキを食べてたら神ちゃんが主夢にケーキをあーんして食べさせたり食べさせあったりしてる (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:◎(マル) | 作成日時:2021年11月27日 21時

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