パートナー ページ19
赤｢A...、大丈夫か？｣
コクッ
黄｢今、吉田ちゃんがこっち向かっとるって｣
吉田ちゃんとは、私のもう一人のマネージャーで、私がデビューした時からずっと付いてくれてる、友達のようなお母さんのような存在。
なぜかWEST.のみんなも、”吉田ちゃん”って呼んで親しくしている。
橙｢淳太くん、いつの間に...！｣
黄｢警察に連絡した後に、一応な。｣
赤｢そっか。｣
黄｢んじゃ、俺と照史はそろそろ帰るわ。｣
橙｢それもそやな。｣
赤｢え、なんで？この後仕事あったっけ？｣
黄｢いや、ないけど、しげと二人の方がAちゃんも落ち着くやろ。｣
橙｢またAちゃんが落ち着いたら、お見舞い行かせて？｣
照史くんが優しい表情で私を見る。
コクッ
橙｢ありがとっ｣
黄｢んじゃ、またな｣
赤｢二人ともありがとうな、ほんまに。俺...｣
黄｢しげ、よう耐えたな。｣
赤｢二人のおかげやって。｣
橙｢それでも堪えたんはしげやで？｣
赤｢おぅ、んなまた連絡するわ。｣
黄｢ん、分かった。｣
そうして淳太くんと照史くんは帰っていった。
コンコンコン
赤｢はい。｣
吉｢失礼します、お疲れ様です。...っ、Aちゃん、｣
『よ、しだちゃん(涙)』
ぎゅっ
吉田ちゃんは私を優しく抱きしめ、涙を流しながら何度も｢ごめんね｣と謝った。
『吉田ちゃん、私これからどうなるんやろ...。｣
吉｢大丈夫よ。あとのことは、私に任せてっ｣
『でも、』
吉｢Aちゃんは心配しないで、今はゆっくり休んで。ね？｣
『う、うん。』
吉｢じゃあ、重岡くん、私このまま事務所に戻るから、Aちゃんを家までお願いしていい？｣
赤｢あ、はい。｣
吉｢あっ、あとこれ。Aちゃん、ちゃんと飲んでね？｣
吉田ちゃんは机の上にポンっと解熱剤を置いて、どこかに電話をかけながら、楽屋を後にした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 437人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
亜由 - 2人とも照れてその様子をお兄ちゃん組は見守っててシゲとのんちゃんが騒いでるお話を書いてもらえませか？ (2022年7月1日 23時) (
レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
亜由 - こんばんは。小説読みました。京セラドームで皆がMC中にサプライズで主夢が神ちゃんの誕生日をお祝いする楽屋で主夢が神ちゃんにお手紙を読んで皆でケーキを食べてたら神ちゃんが主夢にケーキをあーんして食べさせたり食べさせあったりしてる (2022年7月1日 23時) (レス) id: 056f326efc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：◎(ﾏﾙ) | 作成日時：2021年11月27日 21時
