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気がつくと僕は花畑のちょうど真ん中に立っていた。
そして僕の視界には長い白髪をサイドテールで結った悪魔の少女の後ろ姿が移っている。
…うん？どういう状況だこれ。何で僕は花畑に居て目の前に少女がいるんだ。これは夢なのか？
試しに頬をつねってみたけど痛みを感じたから夢じゃないのかもしれない。
でも僕は教室で眠った筈だし…本当にどういう状況なんだこれ。
なんて混乱している僕をよそに彼女は此方を振り返って無邪気な笑顔を浮かべた。
なんだろう。初対面で初めて見る笑顔のばずなのに懐かしいと感じてしまった。
そう思う自分が嫌になって彼女を見ないように目を逸らす。
「……あの、レイくん」
不意に声をかけられて反射的に「なに？どうしたの？」と言葉を返す。
見ると彼女は真剣な表情をしてジッと此方を見つめていた。
「ちゃんと覚えてるの？」
「…えっと…覚えてるって何のこと？」
その質問に少し考えてからそう答えると彼女は何かを呟いてから微笑んで僕の手を掴んだ。
急なことで驚いたから振り払おうかと思ったけど、何故か体は動かなかった。
まあ別に彼女に拘束系の魔法をかけられたとかじゃないんだけど。
「うーん…忘れられたままは嫌だし…そーだ！私についてきて！」
「えっ……いや、いいよ。迷惑だろうし…」
急な事だし何だか面倒なことが待っていそうだったから僕はしどろもどろになりながら断った。
でも絶対この子は僕を連れて行こうとするんだろうな。そういう性格してそうだもん。
「迷惑じゃないし遠慮するなー！そもそも拒否権なんて無いぞ！」
やっぱり。……というか拒否権無いなら聞くなよ…。
結局僕は半ば強引的に彼女に手を引かれて、花畑の中を走っていった。
続く
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Layla - 子供隠しさん» 子悪魔なレイくんとエンジェル(笑)なアルファ、ちょっと鉢合わせしたら面白そうなコンビですね！ (2020年4月3日 17時) (
レス) id: 1d01e49d2e (このIDを非表示/違反報告)
子供隠し(プロフ) - 蓮@雫3318さん» わ、ありがとうございます！ぜひ出させていただきますね…！ (2020年4月1日 11時) (レス) id: 822e2b3ade (このIDを非表示/違反報告)
子供隠し(プロフ) - Laylaさん» いや、あれは言葉のあやというか…アルファさんは悪魔だけど天使…!! (2020年4月1日 11時) (レス) id: 822e2b3ade (このIDを非表示/違反報告)
蓮@雫3318(プロフ) - 出してください…！https://uranai.nosv.org/u.php/hp/5536/ (2020年4月1日 11時) (レス) id: 57a1a02777 (このIDを非表示/違反報告)
Layla - 子供隠しさん» そうですね、みんなてんs…１人だけ悪魔混ざってますよwwww (2020年4月1日 8時) (レス) id: 1d01e49d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水素水 | 作成日時：2020年3月14日 14時
