文化祭3 ページ9
あみ「あーぁー、監督にでもなれば良かったかなぁ。
そしたら、道枝くん眺めてても怒られんのやろ？
でも、マレフィセント見たことないんよなー。」
と、仕事せずにボヤく私。
道枝「俺も見たことないから、フィリップ？が分からんねん。」
と、私に返事をしてきたのは、道枝くんで。
私とサトシの間で、しゃがんでいる。
あみ「えぇっ！？．．．あ、練習しなくて良いんですかっ？」
道枝「うん、フィリップ役って案外出番少ないもん」
あみ「そ、そうなんですね」
聞いた！？今の！
“少ないもん”って、“もん”って。
イケメンっすね。
サトシ「顔ニヤけてんぞ。」
と、いじってくる。
慌てて顔を手で覆う。
けど、、
道枝「ホンマや！なに考えたん？」
と、煽るように顔を覗いてくる道枝くん。
首がｺﾃﾝって。
かわいいよっうん。
あみ「いやっ、なに、もっ！！」
声裏返ってるしぃ．．．。
道枝くんが至近距離にぃぃぃい！！！
いや、肌綺麗すぎ！白すぎ！
道枝「顔真っ赤やで？」
と、すっごい笑顔で、追い打ちをかけてくる道枝くん。
絶対確信犯！！！
どんどん近寄ってくる道枝くん。
道枝くんと目が合って、そらせない。
身体中の熱が顔に集まってくるような感じ。
恥ずかしすぎるっ！！！
私は後ろに下がるけど、その分近づいてくる道枝くん。
私がまた後ろに下がろうとした時、
道枝「あぶねっ」
と言いながら、私を抱き寄せる。
気づいた時にはもう、
私の顔の横には、道枝くんの美の暴力な顔があるし。
道枝くんの柔らかい髪が、くすぐったいし。
恥ずかしくて、びっくりしすぎて、口が開いたまま声が出せない私。
道枝くんの後ろにいるサトシと目が合うと、
“顔！”
と、口パクで言いながら、笑っている。
マヌケな顔をしているのだろう。
幸い道枝くんには、見られていない。
けど、世間で言うハグというやつをしている私たち。
道枝「ごめんごめん、後ろにペンキがあったから。」
と言いながら、解いてくれる。
後ろを振り向けば、道枝くんの言う通り、ピンク色のペンキがあった。
心の底から、ピンク色のペンキに感謝した。
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奏音 - めっちゃ最高です！！学校にみっちーと長尾君がいるって想像しながら読んでたら心臓バックバクでした！続き待ってます〜！ (2022年7月23日 15時) (
レス) @page19 id: cf88c184ef (このIDを非表示/違反報告)
穂花 - お疲れ様です！なんか、このヒロイン私の学校での性格にめっちゃめっちゃ似てるー！と、思いました。。。。まぁ。。これからも頑張ってください！ (2022年7月6日 18時) (レス) @page11 id: 18243f33fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：peachsoda | 作成日時：2022年4月3日 14時
