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興味 ページ41

白「なッ、いつのまに...!?」






驚く白を他所に

視線をずらすカルナ


カルナが白の術中へ入ったのは

不運にも

サスケがナルトを庇ったタイミングと重なっていた






サスケ「ッ、何でお前まで、来てんだ、よ...ウスラ、トンカチ、が...」



「ウスラトンカチはそっち。

何その様は

イタチ(アイツ)に復讐するまで死なないんじゃなかったの?」





力無く笑うサスケ







横目でサスケを見ていたカルナは

視線を前に戻し白を見る








「聞き覚えのある声だ、とは思ってたけど
まさか薬草採りの時のアンタだったとは...」


白「気付いていたんですね、カルナちゃん」


「なぜ私の名を?」



白「カカシさんが教えてくれました

あと、

"寝てばかりで一見弱そうな奴に見えるが
実は恐ろしい程の強さを秘めている"、ともね


どんな強さを秘めているのか

君との戦いが楽しみです(ニコッ」




面越しにでも分かる

白の楽しそうな声にカルナはほんの少し
口元を緩めた












カルナside




「氷遁 風氷針」





私の攻撃から始まった戦いは

長期戦に突入しており

双方とも呼吸が乱れ始めている





白「驚きました、まさか貴方も僕と同じ
氷遁の血を継ぐ忍びだとは...」



チャクラが足りないのか

鏡の中から出てきた白は私の前に立った




「アンタが氷遁使いと知った時

"氷遁をどのように使いこなしているのか"、と興味が湧いた。

氷遁使いなんて滅多に出会えないから」


白「フフフッ 僕も同じです

...でもね、僕の場合
"術への興味"と言うよりも
"カルナちゃんそのもの"に興味が湧いたのかもしれません」




意味がわからず黙り込む私に

白は続けて言った




白「君は強い

まだ、下忍になって間もない君が
幾つもの実戦を重ねてきた僕と同等に戦っているのだから...



でも君は

その強さを、サスケ君の為に使おうとはしなかった


君が此処に来たのは僕がナルト君に針を投げ
サスケ君が庇おうと動き出した時

反応の早い君なら僕の針を弾き返そうと動き出せたでしょう

それなのn「なぜ仲間(サスケ)を守ろうとしなかったのか」」



長ったらしく話す白に痺れを切らした私は「言いたい事はこれでしょ」、と問う




「私は人間が嫌い。

勿論、他人を"仲間"だと思った事は一度も無い


少なくとも"あの日"から...


だから助けなかった、ただそれだけ。」








視界の隅でオレンジのナニカが渦巻いているのが見えた

あの人の隣に→←氷遁使い



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作者名:星音 | 作成日時:2019年2月8日 21時

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