忍びの証 ページ31
Noside
卍の陣をする四人の内側に突然再不斬が現れた
ﾅﾙﾄ「先生、後ろｫ！！」
すかさず間に入ったカカシにナルトが叫ぶ
ﾊﾞｼｬｯ
切られたカカシの体から出てきたのは
血ではなく水だった
ｶｶｼ「動くな、
終わりだ」
ｻﾞﾌﾞｻﾞ「ｸｸｸｯ...
猿真似如きじゃ俺は倒せねｪ、絶対にな」
「ｯ後ろ！！」
カルナの咄嗟の叫びも虚しく
カカシは水牢の術の餌食となった
・
ｻﾞﾌﾞｻﾞ「偉そうに額当てまでして忍者気取りか...
本当の忍者ってのは手配書に載る程度になって初めて忍者と呼べる
お前らみてｪのは忍者とは呼ばねｪ」
ﾅﾙﾄ「！」
ﾄﾞｶﾞｯ
再不斬が蹴り飛ばした衝撃でナルトが付けていた額当てが落ち、ソレを再不斬は
ゴミと同等の扱いで踏んだ
ｶｶｼ「ｯお前ら！タズナさんを連れて早く逃げるんだ、コイツと殺っても勝ち目はない！
兎に角今は、逃げろ！！」
初めは逃げ腰になっていたナルトだったが
何かが吹っ切れたのか
再不斬向かって走って行く
ｶｶｼ「ば、バカ、よせｯ！！」
ｻｽｹ「あいつ...！」
ｻｸﾗ「ナルト、何考えてんのよｫ！...ちょっとカルナ！
アンタ寝てないでなんか言ってやって！」
一見無謀に見えるその行為だが
カルナにはちゃんと、ナルトの目的が分かったらしく
サクラの言葉に「まぁ見ときなよ」、と返した
ﾅﾙﾄ「おいそこの眉無し...
お前の手配書に書いとけ！
いずれ木ノ葉隠れの火影になる男、
木の葉流忍者 うずまきナルトってなｧ！！！」
「(ナルトの目的は"忍びの証"となる額当てを、取り返すこt...zzz)」←
このナルトの行動を見たカルナを省く七班メンバーは
ナルトの急成長ぶりに心底驚いた
・
ﾅﾙﾄ「起きろｫｫｵ！置いていくってばよ！！！」
あれから暫く交戦が続いた後
最終的に霧隠れの追い忍に再不斬が始末されたのを見届けた一行は
木の上で器用に寝ていたカルナを見つけ出し、叫び起こす
「ん、もう終わったの...
今降りる」
ｼｭﾀｯ、と地上に降りて来たカルナにサクラが詰め寄る
ｻｸﾗ「ｯたく、なんでアンタはこんな状況下でも寝れるのよ！
死んだらどうする気よ！！」
「別にいい
人はいつか死ぬもんなんだから。
今日のでもし私が死んでたら、自業自得ってだけでしょ」
ｻｸﾗ「なんか、呆れを通り越して尊敬するわその考え...」
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作者名：星音 | 作成日時：2019年2月8日 21時
