お手並み拝見 ページ25
ビュンッ
カッ
「戦闘不能な教え子にクナイなんて、危なさ極まりない...」
ホントに先生なの、とアイマスクを上げて言うカルナに少し驚くカカシ
カカシ「まぁいいじゃない、無事避けれたんだし
...まさか本当に避けられるとは思ってなかったけどネ
もしかして寝たフリ?実は起きてた系?」
木の上で欠伸をするカルナを見上げて言うカカシ
「いや、普通に寝てた
気配がしたから避けてみただけ。」
カカシ「なるほどネー。ま、いいや
それより
鈴取りはどうする気だ?
誰もお休みタイムなんて言ってないぞ。
それともなんだ、アカデミーに戻りたいのか?」
挑発的に言うカカシだが
ナルトとは違い安い挑発にカルナは乗らない
「別に...
鈴取ってほしいんなら自分から来るだろ、と思ったから待ってた
この講習でのアンタの目的は
私達の"実力"を見ること。
わざわざこっちが出向かなくてもアンタから来るだろうな、と思ったからさ?」
カカシ「ほほー、成程ネ!
じゃあ早速、お手並み拝見といきますか...!」
相変わらず呑気に本を見ているカカシ目掛けて
カルナは走り出した
カルナside
パンッ
パンッ
パンッ
バシッ
「...チッ」
流石上忍。
私の精一杯の力、スピードで蹴りを入れても
全てかわされる
だが、次の手が無いわけでもない
体術が駄目なら、
忍術だ────
「氷遁・風氷針」
鋭い氷の針が風に乗りカカシに襲いかかる
カカシ「ッ、土遁・土流壁」
突然の忍術にとっさに本から目を離し
術を発動するカカシ
カカシ「(狼祠一族の中には氷遁の術を得意とする血筋がいる、とは聞いていたが
まさかカルナがそうだったとはな...)
んー、惜しかったネ
もうちょっと氷針が飛ぶスピードが速かったら
本を読んでる今の俺には確実に当たってたのに」
再び本に目を戻したカカシに
内心腹を立てながらも
次の手を打つカルナ
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作者名:星音 | 作成日時:2019年2月8日 21時