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「それにしても、久しいな。A」
突如掛けられた声に肩を揺らして反応するA。
「あー…やっぱバレてたんだ。」
諦めたように頭を掻き、誤魔化し笑いをする。
「初めから君の事はわかっていたのだよ。ただ、ハンターを目指す者なら敵同士になると思って気づかぬふりをしていたがな。」
「なんだよ、お前ら知り合いか？」
「えー！クラピカ、Aの事知ってたの？」
「うん、ちょっと色々あってね」
「色々って？」
好奇心だけの瞳を輝かせながら少女に問うゴンに、少女は目を泳がせる。
「彼女が天空闘技場にいた頃」
「あーっ！いいじゃん！その話は！」
過去の痴態を晒されるのを阻止するかのように、少女は焦り始める。
そんな少女の様子を不思議そうに見るゴンとクラピカ。
…そして訝しげに見るレオリオ
「…今そいつの事『彼女』っつったかクラピカ」
「？ ああ。確かにそう言ったが…まさか貴様、Aの事を男だと思っていたのか？」
「いや、まあ、そこはどうでもいいんだよ。…そうか、女だったのか。成程な、確かに今の状態に髪の毛を足せばー……」
「…？何を言っているのだ貴様」
まるで不審者を見るような目でレオリオを見るクラピカ。レオリオはその視線を気にもとめず少女の前に仁王立ちする。
(あ、やばい)
「久しぶりだな、A。覚えるよな？俺の事」
(バレた！！！)
心の中で百面相をする少女は、目の前に居る自分より弱いであろう男に恐怖していた。
「えー！レオリオもAの知り合い？」
「あぁ。俺の恩人であり、俺の怒りを買ってる人物でもあるな」
そう言ってガッチリと少女の頭を鷲掴むレオリオ。
「いっでででで！離せ！」
「お前がした事にきっちり謝罪が出来たらな！」
そんな様子を見てクラピカが止めようと動く
「レオリオ！いたいけな少女に乱暴とは見過ごせないぞ！」
「クラピカ！お前だってコイツがいたいけじゃねー事くらいわかってるだろ！」
「っく……前言を撤回する…確かにAはいたいけでない……！！」
「その通りだけど今はそういう所じゃない！」
大きく角張った手は少女の頭をしっかりと覆う。それを少女が振り払う事など容易であったのに、少女はそれをしなかった。
…否、出来なかった。
「………っ心配かけやがって…！」
腕の間から見えたその表情は、毒におかされたように苦しそうだ。それだけで少女は当時の自分がいかに浅はかだったのかを思い知る。
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かぴばら2(プロフ) - クロムさん» 遂にバレた！！！そうです！DINARです！！初めて見た時にすげぇー！！やらせてぇ！！と思って衝動的に書いてしまいました…。今見るとすごく拙くてツッコミどころが満載なのでいつか書き直したいと思ってます…。コメントありがとうございます！ (2021年4月29日 20時) (
レス) id: a02d4950c9 (このIDを非表示/違反報告)
クロム(プロフ) - スカルジャック？ (2021年4月29日 9時) (レス) id: 11c6fe3903 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - ピポ助さん» ひぃ…コメント今気づきました遅くなって申し訳ないです！ やっぱりイルミは病んでないと始まりませんね！これからも頑張ります！ (2019年9月11日 21時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
ピポ助(プロフ) - コメント失礼します！イルミのヤンデレ具合が最高に好きです…！これからも頑張ってください！！ (2019年9月3日 1時) (レス) id: 4111e46406 (このIDを非表示/違反報告)
かぴばら(プロフ) - 名無しさん» 大変永らくお待たせしました！またふらっとふわっと消えてしまうかも知れませんが、どうか御容赦願います。暫くは更新し続けたいと思っています！ (2019年7月5日 1時) (レス) id: 90b4b3f2c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かぴばら x他1人 | 作成日時：2018年6月6日 23時
