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学校の授業も程よく保健室でサボり、授業は寝たりして過ごす日が続いたある日の事。
うちの学校は不良もそこそこ居る。
授業には出ず、体育館裏でタバコを吸っていたり屋上でサボっている奴が大半だ。
今日は廊下がやけにうるさかった。
内容までは聞こえないが、廊下で喧嘩をしていることはすぐ分かった。
それから暫くして、教室のドアがあいた。
「あ、やっぱり居た。A遊ぼうよ」
と、わたしの席の前に来た。
『アンタなんでここに来てんの。』
「なんとなく暇だったから？」
「わりぃな、Aちゃん。止めたんだけど、コイツ言う事聞かなくて。」
と、ドアからケンチンが顔をのぞかせた。
『なんでわたしがここに居るってわかったのよ』
「なんか同じような制服着てる人たちに学校聞いたらここって言うから来てみちゃった。」
あれ、マイキーとドラケンじゃね？！と周りは騒いでいる。
まだ、授業中だというのに隣のクラスからわざわざ見に来た人もいる。
どんどん人は集まるし、生徒の声でかき消されているが教師はキレている。
あー、なんかめんどくさい事になったなと思い、カバンを持って教室から出る。
おい！A！！まだ授業中だぞ！と怒鳴る教師を無視して学校からでた。
万次郎たちもそれに笑顔で着いてきた。
『アンタほんとなにしてくれちゃってんの』
「え〜？」
なんてとぼけている。
『学校に乗り込むとか頭おかしんじゃないの？てか、アンタたち喧嘩もしてたでしょ』
学校を出る時に不良たちが皆倒れていた。
「あーなんかムカついたから。」
と、ケンチンが言った。
2人ともヤバい奴だ、と改めて思った。
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作者名：もあ | 作成日時：2021年6月9日 12時
