6:自覚をした日 ページ7
八百万side
Aさんにお守りを渡しに家を訪ねた。
Aさんのお母様から貰った合鍵を使って家にお邪魔をした
私が来て数分でAさんも帰って来た。
驚かせてやりましょう。
そんな事をふと思った。
少しの出来心でしたわ。
無事ドッキリは成功。
急に真正面から飛びついて来たにも関わらず、しっかりと支えてくれるAさんはさすがですわ。
『離れろクソアマ!!!』
そう言いながら私と距離を置くAさんの頬はうっすらですが赤く染まっていた
八｢ナイスキャッチですわAさん！｣
それに私にも移ってしまいそうで私も少しAさんと距離を置く
明日は雄英の一般入試でAさんはいない。
Aさんは物は貰わない主義なのを知っておきながら、勝手に作って、勝手に渡した。
『俺が物を貰わない主義なの知ってるよな？』
勝手に、Aさんに迷惑をかけた。
八｢...はい。無駄な物でしたわ...すみません...｣
自分が勝手にした事なのに、勝手に泣きそうになっている私がとても恥ずかしい。
『.......いいぜ。もらってやるよ。』
八｢！｣
泣きそうになった私を見たからではない。
そうなのは知ってる。
けど、何故？
普段何も貰わないAさんが物を貰うなんて...
『ありがとよ』
いつもとは違う声。
いつもとは違う顔。
八｢〜ｯｯ!!｣
私は何も言わずAの部屋を、家を出ていった。
｢頑張って｣の一言も、
｢貰ってくれてありがとう｣の一言も、
何も言わず。
──『ありがとな』
彼のあの言葉。
あの優しい声、
あの微笑んだ顔、
彼のあの時の全てが頭から離れない。
普段お礼なんて言わないから？
普段笑わないから？
普段あんな優しい声を出さないから？
いえ...そうじゃない...
家に帰って玄関にある鏡に目を移す。
八｢(顔が...暑いですわ...)｣
鏡に映る私の顔は真っ赤に染まってた。
八母｢百？おかえり...ってあら...
やっと自覚した？｣
声からして笑っているお母様の声が聞こえた。
八｢...ええ｣
さっきよりも赤い顔を手で隠しながらそう頷いた。
八｢私...Aさんが...｣
_______________好き。
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Eine Rose(プロフ) - モモさん» ありがとうございます！本当にそれなです！更新頑張ります！ (2019年10月17日 20時) (
レス) id: 7a83e4d968 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - EineRoseさん、私も峰田好きです、見た目も可愛いんですけど試験の時とか面白いですよね!!更新頑張ってください!!! (2019年10月17日 20時) (レス) id: eb9a0c61ed (このIDを非表示/違反報告)
Eine Rose(プロフ) - 斑模様さん» コメントありがとうございます。そうなのですね。知りませんでした...教えて下さりありがとうございます。以後気をつけます (2019年10月15日 9時) (レス) id: 7a83e4d968 (このIDを非表示/違反報告)
斑模様(プロフ) - すみません。コメント欄でのチャット行為は禁止されているので辞められた方がよろしいかと思われます。面白い作品なので少々勿体ないなと感じます。 (2019年10月14日 23時) (レス) id: adf494f690 (このIDを非表示/違反報告)
Eine Rose(プロフ) - ライ麦パンさん» おっけーそれが聞けただけで良い。更新頑張る。 (2019年10月14日 18時) (レス) id: 7a83e4d968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Eine Rose | 作成日時：2019年8月2日 2時
