なっちゃったから《iw》 (ページ5)

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楽しみがあるとやっぱり気の持ちようも違うもので

いつもよりちゃんとノートをとった、おかげで2限なんてあっという間に終わり

跳ねる勢いで教室を出たさっくんの後をついて行く

ほんとに身軽だな、可愛い
自分が女子の中だと平均より高めの身長なもんだからさっくんのサイズ感は羨ましい、可愛い

建物を出たところで向かいの棟の入口付近にいる人を見て足が止まった

『...え、』

sk｢ん？どしたの？｣

さっくんが不思議そうに顔を覗き込んできたけど正直驚きが隠せない

だって、、

だって昨日助けてくれた人が、いたから

何その偶然、ドラマ？

その人は昨日一瞬みせた柔らかい笑顔を隣の友達に見せていて

お礼、言わなくちゃ

てかなんかこんな偶然逃したくない

そんな思いから吸い寄せられるように近づく

『さっくんごめん、ちょっと待って』

不思議そうな顔をしながらも後ろを着いてきてくれるさっくんを尻目に目の前まで

そうすれば向こうも気づいたようで、あって一声あげて驚いたように目を丸くした

『どうも、、』

iw｢え、待って、大学同じ、？｣

『みたいで、』

iw｢...まじか｣

分かります、私もその言葉しか出てきませんもん