上上吉の九人九色 (ページ4)

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iw｢あれ、ふっか｣

ru｢あー、ほんとだ！｣

入ってきたのは岩本照とラウール

岩本は深澤と同じく3年、ラウールは1年

fk｢あ〜、遅せぇよ、｣

悪態を着きつつ頬が緩む深澤

スキップのような軽やかな足取りで深澤の隣まで行き腰をかけるラウール

そんなラウールの頭を優しく撫でるのはいつものこと、なんてったって深澤はラウールを溺愛しているから

iw｢またサボってんの？単位大丈夫？｣

fk｢だぁいじょうぶだよ、それ言うなら照もじゃん｣

iw｢俺ふっかほどサボってねぇもん｣

ru｢大丈夫だよふっかさん。あと2年いれば俺と同級生だよ｣

fk｢なにが大丈夫なんだよ！笑｣

みんなで微笑みながら話す姿はさながら一家団欒の時間

深澤と岩本は夫婦、とも言われるくらい何かが通じあっている

似てるわけじゃないんだけど、この2人にしか分からない何かがある

そんな2人に可愛がられる1年生ラウール

深澤のラウールへのデレが止まらないことから周りからは息子を溺愛している母親、と言われる

なんだかんだ岩本も厳しくも甘やかす父親ポジションにいる

それに先日、ラウール自ら俺はふっかさんと岩本くんの子供、と爆弾発言があったことからこの3人が家族のような関係性であることは自他ともに認める事柄に

さてさて、これだけでも十分に情報量過多なのだが須野高校にはこれを1人で上回るほどの情報量...というか

存在感のある人間がいることを忘れてはならない