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35話 ページ37

カン カン カン

Aと神威の階段の登る音はわざとらしく響いた。

キーー

鉄で出来ている扉が古めかしい音を立てた。


「よぉ。やっと来たな。」
「やぁ銀髪のお兄さん?確かジンとか言ったね。うちの晋助を返してもらおうかな?」


「ククッ」


何故かジンは笑った。

「何が可笑しいの?」
「いやァ、バーボンは使いやすいと思ってな…。ククッ」

…………なるほどね。嵌められたか。

「確かに、おかしいと思ったんだよ。そう簡単に晋助が捕まる訳ないって思ってたからネ。」
「A…こいつ殺っちゃっていいの?」
「死なない程度にね。」

じゃないと多くの人が私たちを叱るだろう。例えば、コナンくんとか…安室さんもとい降谷さんとか……?
そんな面倒事を背負うのは嫌だからな…。

「さぁA、行こうか。」

ジリッと跳ぶ準備に入るため、地面にしっかりと足を擦り付ける神威を横目に私はジンを睨みつけた。

「……他の奴らはどこだ。」

この辺は多くのビルが存在していて、その一つ一つに屋上があったり何かと障害物が多いため、敵の数も把握しきれない…。
今は夕方であまり陽はキツくないかもしれないがそれが当たっているだけで正直私達夜兎には少し不利な条件かもしれない。

「そんなの教える訳ねぇだろ。」

まぁそうですよね。それならば、









「突撃あるのみ!!」

私の声と同時に神威は思いっきり地面蹴り、私は番傘をジンに向け発砲した。まぁ一応あちらも色々と今まで経験を積んできたであろう。避けてはいた。だが、私たちを相手にすればそんなの無意味だ。神威の攻撃に耐えられるかな…?



すると、ふと人の気配がした。
神威は久しぶりに敵と戦えることに喜びを隠しきれずにいた。この状況で別の誰かが横槍を入れるのはきっと彼を怒らせるだろう。そうなる前に…!!


バァンッ

バサッ


発砲したのは美人な女性だった。

「綺麗なお姉さん。邪魔するのはよしてくれないかな?」

なるべく刺激を与えないように言った。
レディの扱いをよく知らない(一応私もレディよ)けどそれっぽく言ってみた。

「フフっまさかこんな可愛らしい子供に口説かれるとは思わなかったわ。」

さぞかし面白そうに言った。

「けれど、それは無理なお願いね。」

するとまたこちらに銃を向けた。
……私に勝てると思ってるのかなぁ。

チラッ

神威はジンに頭脳戦に持ち込まれて少し苦戦してるみたいね。さて…私はどうやって戦おうかな。





戦いのゴングが鳴る。

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(プロフ) - にわなずなさん» ご指摘ありがとうございます! (2020年1月19日 22時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
にわなずな(プロフ) - 18ページ再開じゃなくて再会です (2020年1月19日 20時) (レス) id: d640b39bc8 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» ご報告ありがとうございます!全然気付きませんでした……( ̄▽ ̄;)以後気をつけます! (2019年5月19日 10時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!(プロフ) - 38ページ文字化けしてますよ! (2019年5月19日 9時) (レス) id: 05c8fb5aea (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆきなさん» コメントありがとうございます!これからもキャラはどんどん出していきたいなって思っているので少々お待ち下さい! (2019年4月24日 21時) (レス) id: c996e12483 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年4月2日 20時

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