夜兎である私の転生先はコナンの世界！？[名探偵コナン][銀魂]

34話 ページ36

｢ただいま。神威、いる？｣

｢おかえりー。｣

リビングからひょこっと顔を出す神威。
正直に言う。
可愛い(真顔)

｢明日、安室さんが午後8時にポアロ集合しろだって。｣
｢俺、命令されるの嫌い。must系腹立つ。｣

こいつ勉強してんだな。

あ、わからない人の為に書いておきます。

mustとは助動詞であり、
〜しないといけない。
という意味がある。have toも同じ意味だね！
高校受験の皆は必ず覚えておこう！

｢まあまあ。これからご褒美が待ってるんだから今は従おう？｣
｢……それもそうだネ。夜兎の血が騒ぐよ。｣

ニヤリと悪い笑みを浮かべる神威。
少しだけゾッとしたが、私もあまり変わらないのだろう。今回の戦いには誰も巻き込みたく無いんだ。

prrrrrrrrrrrrr

｢はい、もしもし。｣
『あ、Aさんですか……？』
｢安室さんですか。そりゃこの携帯番号に出てるんで、私しかいないかと…。｣

誰かが乗っ取ってなきゃの話だがな。

『落ち着いて聞いて下さいね？』

？なんだろう。……珍しいな。
安室さんが少し焦っているように聞こえる。

『…貴方のご友人である方が組織の方で拉致されたそうです。』

私の友人にそんな簡単に捕まる馬鹿なんていたかなぁ……

｢名前を聞いても？｣









『高杉晋助という男です。』





あいつは一体何をやっているんだ。


｢了解しました。場所を教えて下さい。｣
『…お教えすることは容易いですが、些か危険かと。』
｢そんなの百も承知です。あいつがそう簡単に捕まる訳ない。絶対に裏があります。怖いんで今すぐ場所を突き詰めて何を考えているのか全て吐かせます。｣
『……分かりました。』






その後、私は安室さんに教えて貰った高杉が拉致られたという廃ビルに向かった。
もちろん私を捕らえるための罠だったので、色々と仕掛けられた。だが、陽の光さえなきゃ私には効かない。



この階にもいない。となると___________









残るは屋上か……………………。

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