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外で話し声が聞こえ始めて、耳を澄ますと
『わーっ、え？ かわいい！！！』
と、Aの声が聞こえる
顔見えなくても、声だけでもかわいいって、ほんとに天使だな？？？？
かわいいを連呼してるA
何の話してんだろう、、
ﾏﾈ「うわー、、
黒瀬さんの声聞こえた瞬間、尻尾ブンッ！！！って上がりましたね(笑)」
「好きな人の声にはすぐ反応しちゃうのよ」
ﾏﾈ「可愛くていいと思います、今度の取材でそれ答えればいいんじゃないっすか？(笑)」
「おっいーねー そうしよっと
俺は好きな人の前では、犬です、っと」
:
ｺﾝｺﾝ
「はーい」
『失礼します、ご挨拶に伺いました』
「どうぞ〜」
ｶﾞﾁｬ…
『…ほく、来ちゃった！』
「"来ちゃった"じゃないよ、おいで」
えへへ、と笑う朝ぶりのAを 力いっぱいぎゅうっと抱き締める
あーーーー
今日も仕事頑張ってよかった…
ﾏﾈ「俺1本仕事の電話入れてきますね〜」
「ありがと」
「ねえね、あの楽屋挨拶の小芝居いる？？？」
『いるよ！ バレちゃうでしょ？』
「いーじゃんバレても」
『だめだよ、ほくの仕事に影響出ちゃうでしょ』
「A絡みの迷惑なら、大歓迎なんだけどな？」
『んっ、、ほく、』
欲が抑えきれなくて Aの唇を奪う
『っはあ、北斗』
「声出しちゃだめだよ？ 外に聞こえちゃうよ？」
『ずるいっ、んっ』
「かわい」
仕事前なのに止まんねえの
ねえA
俺はいまも犬っぽい？
大好きな飼い主を目の前にして大興奮してるんだけど？
自分でも尻尾ブンブン振ってるんだろうな、って分かる
「あーもースイッチ入っちゃった」
『ほく、あとはお家で、ね？』
「…今日一緒帰ろ？
俺のマネージャーが送ってくれるって」
『わかった、いい子』
「最後にもっかいだけ、」
『ん』
あまーいキスを 天使に落とす
「さっき廊下でなんの話ししてたの？」
『あ、わたしのマネージャーさんが飼ってる犬見せてもらってたの！』
「あ、だからかわいい連呼してたんだ？」
『そう、うちも飼いたいなあ〜って話してた』
「ここにいるじゃん、犬」
『、、ほく、わんちゃんなの？』
「俺好きな人の前では犬ですよ」
『確かに、ほくお家ではわんちゃんだもんね』
じゃあうちもわんちゃん飼ってるね〜、と俺の頭を撫でて笑うA
あー 俺 夜まで我慢できるかな、、(笑)
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作者名：パン粉 | 作成日時：2021年9月2日 1時
