お願い ページ32
ピピッ
保健医「はい、36度ジャスト。平熱だね」
私は借りたタオルを首にかけて、予想通りの結果に脱力する
A「でしょうね…」
黒縁眼鏡と黒髪のビシッとした髪型が特徴的な
保健医は
「じゃあなんで来たんだよ…」
とため息交じりに私の頭を体温計のケースで軽く叩いた
A「うわ、校内暴力」
保健医「うるせぇ」
そうこうやりとりしているうちに牛島が私に質問を投げかけてきた
牛島「なら何故顔が赤かったんだ」
容赦なく言ってくる純粋な疑問が私にとっては鈍器である
暫く俯いていたら、保健医が何かを察したらしく
保健医「牛島、先生は教頭に呼ばれているからちょっと席外すけど藤の事は頼んだぞ」
と言って保健室から出て行った。
沈黙が流れる
やばい何か話さなくちゃ
A「あ、あの牛島先輩」
牛島「…………いつからだ」
A「え」
牛島「いつからお前はあんな事をされていた」
真っ直ぐ私を見るその瞳には力があった
聞いている内容は天童と変わりないのに何故か胸が熱くなる
A「…………冬辺りからです」
牛島「そうか…………」
また沈黙が流れる
とうとう沈黙に堪えきれず、私は口を開いた。
A「あの、ごめんなさい」
牛島「何がだ」
A「私が…理由も言わないで牛島先輩を突き放したから…………」
そう言うと牛島は当然のように言った
牛島「それは理由があったから言わなかっただけだろう。
勝手に落ち込んだ俺が悪い。お前が謝る必要は無い」
その優しい言葉がやけに心に染みついて視界がぼやけ始めた
牛島は少し驚いたようで、
慌てて私の首にかけていたタオルでゴシゴシ不器用に私の目元を拭った
その行動が妙にうれしくて、へらへら笑ってしまった
その様子を見ていた牛島が限りなく小さな声でぼそりと何かをつぶやいた
牛島「……好きだ………」
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星乃舞(プロフ) - 毒(^ρ^)さん» な、なんと!!そうでしたか…まだ勉強不足なもので…すみませんでした…訂正させて頂きます！ありがとうございます！！ (2018年4月29日 13時) (
レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
毒(^ρ^)(プロフ) - こんにちは！いやー、素敵なウシワカ作品をありがとうございます！蛇足です。私は合気道を習っているのですが、基本的には合気道に順位や勝ち負けは無いので、１位よりは初段のような段位で強さを表したほうが良いかと思います。長々と失礼しました… (2018年4月29日 0時) (レス) id: 3e838c5180 (このIDを非表示/違反報告)
星乃舞(プロフ) - 光久さん» いやぁ、前半のハロウィン辺りまでは皆１年下になってる筈なんですよ〜…待って私が間違えたかもしれません謝らなくて大丈夫です！ご報告ありがとうございました！ (2018年4月18日 18時) (レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
光久(プロフ) - ？？学年違ってませんか…？((気のせいでしたらすみませんスライディング土下座します (2018年4月17日 23時) (レス) id: e249294d0f (このIDを非表示/違反報告)
星乃舞(プロフ) - 翼さん» 神…ですか笑単なる自己満足と勢いで書いているも同然ですが喜んで頂けたのなら良かったです。若様は癒しです尊い(((( (2018年4月16日 20時) (レス) id: e791a319e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星乃舞 | 作成日時：2018年3月17日 12時
