もう、離してください

陸 ページ9

煉獄side

知りたい知りたい知リタイシリタイシリタイ

俺ハモットAノコトガシリタイ

ソウダ…モット聞キ出サナイト…

オチつけ

わかってる、焦ったら負けだ。
手に入るものも手に入れられなくなる。
あくまで自然に
そして
俺の思うままに



『代わりと言ってはなんだが、少し買い物に付き合ってくれないか？』



稽古のお礼としてという名目があれば怪しまれることなく2人になれるだろう


貴「分かりました。私なんかで良ければご一緒させていただきます」

良かったなぁ、これで俺と君は2人きりだぞ！





買い物の帰り道、Aが鬼殺隊に入った理由について聞いてみた

『そういえばA殿はなぜ鬼殺隊に入ったのだ？』

貴「私なんかより全然歳も階級も上なんですから呼び捨てで結構ですよ」

『そ、そうか。ではA、なぜ鬼殺隊に入ろうと思ったのだ？』


これで心置き無く呼び捨てに出来るのはいいが‥

君はこれまで出会ってきた男みんなにそれを言ってきたのか？

そう考えると無性に腹が立つ


俺以外の男にも


そんな顔を見せているのか


ならば徹底的に墜してやらないとな

安心してくれ

俺だけはお前ノ

ミカタダカラ…







Aが話してくれた過去に対して

優しい男だということを少しでも植え付けなければ…

『君がそんな苦労を抱えているとはな…辛い過去を思い出させてしまってすまなかった』

家に着いてしまった
ニコニコしながらお礼を言って帰っていった
相変わらず可愛い奴だ



今日はここまでか

もう少し聞き出したかったがな

また今度

『2人きりで話してもらおう』

将来(さき)が楽しみだ

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