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廿肆 ページ28

2人きりの帰り道
買い物に付き合ったこの前と比べて気分が随分と暗い

何となく距離をあけて歩けば

煉「そんなに離れなくてもいいだろう」

そう言われて腰に腕を回して引き寄せられてしまう


『い、いや…あの、』


抵抗してみようと腰に回された腕を掴んで離そうとするがびくともしない

煉「何故逃げようとする?今は暗い。鬼がいつ出てくるか分からないんだぞ?」

それどころか尚力が込められより密着させられる

煉「それとも……俺のことがそんなに嫌か?」


どこを見ているのか分からない目が酷く感情のこもっていない顔と共にこちらを見ていた


『こ、こういうのは私なんかじゃない人にやった方がいいんじゃないかなと……』

煉「Aは面白いことを言うな。俺はAを好きだからこうしているんだ。他の奴にこんな事はしない」

お前だけが特別だ
そういうと彼は軽いキスをしてきた

『!?』

煉「随分可愛い反応をしてくれるじゃないか。そうだ、今日は予定を変更しよう!」

私を抱えると煉獄さんは自分の屋敷へ歩き出した


『離してください!』


煉「む!もう遅いぞ!元はと言えば君が悪い!」

は?私が何をしたっていうんだ

煉「あんな反応されたら誰だってこうなる!」









_____________________
屋敷に着いて煉獄さんの部屋に入れば彼は私のことを布団の上に押さえつけた

『ちょっと待ってください!!』

煉「怖がる必要は無い」

『そういうことではなくて!』

煉「不満があるなら言えばいい。まぁ俺がそれを聞くかは別だがな」


不満ありまくりだし聞く耳持たないし
もー!!
やばいやばいやばい
どんだけ腕に力を入れても離す気なんかサラサラないじゃん!


『ほんとに…離して……!』


煉「君は少し黙ることを覚えた方がいい」


まただ

またあの感情の無い顔で蔑むような目を向ける



そして煉獄さんは私の首筋に顔を埋め歯を立てた

廿伍→←廿参



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流星群(プロフ) - マロさん» ありがとうございます!そこまで言って頂けるなんて…!伊黒さんend了解です! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 何度もすみません!全員っていうのは柱とかまぼこ隊(禰豆子を除いた)12人分ってことでしょうか?理解力無くて申し訳ないです! (2020年3月20日 18時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
マロ(プロフ) - 初めましてマロと申します。楽しく作品読ませて頂いております!! ヤンデレすきなので、この作品に出会えて嬉しいです笑 もし可能でしたら伊黒さんend等も書いていただけないでしょうか?可能でしたら是非ともお願いします! (2020年3月20日 13時) (レス) id: d8cf0d1c15 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - 時雨さん» 分かりました!ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)
流星群(プロフ) - アイさん» 了解です!ありがとうございます! (2020年3月8日 3時) (レス) id: 6549512396 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:流星群 | 作成日時:2019年12月12日 19時

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