金属バットを振り回す【FGO】 (ページ6)

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今日もいつもと変わりなくバイトの時間は過ぎていった

「お昼休憩しますね」
「んー了解」

あ、そういえば。とふと名探偵のことを思い出した
流石に起きている頃だろうがお昼はあっただろうか

最近は昼はコンビニ、夜もコンビニで、食べない日もあった

食材が入っているかも忘れた
入っていても腐っているかもしれない

「先輩、少し家に帰ります」
「おー言っとく。けどどうした？」
「お客さんが泊まってるんで」
「おいおい、そいつ男か？」
「まあ、そうですけど…良いですよ、私強いんで」

どうです？と力こぶをつくると先輩は苦笑いをした

「馬鹿にしてるんですか？」
「まあ、俺には勝てないだろ」
「先輩は家に呼ばないんで大丈夫です」
「前教えてくれただろ」

あ、やってしまった

いつだかお酒を飲みすぎて連れて帰ってもらったこともあった気がする
それ以来彼女はお酒はあまり飲んでいない

「まぁ、遅くなりすぎてたら呼びに行ってやるよ」
「まじすか？お願いします」

家の鍵を鞄から引っ張り出して制服の上から上着を羽織って家へ向かった

がしかしコンビニを出てすぐに名探偵に会った

「うわ、そんなきっちりした服ででてきたの？」

ありえない、と少し顔を顰めたが名探偵は少し不思議に思った

「きっちりはしていないだろう？とってもラフじゃないか」
「ラフって…せめてコルセットは取ってきてよ」
「じゃあこれから服でも買いに行かないか？」
「私まだ仕事あるんだけど」
「いいじゃないか、どうせ君は働かなくても暮らしには困らない程あるだろう？」
「そういう問題じゃないんですよ。あなたもお金のためには働いてなかったでしょうに」
「なるほど」

「ホームズさん、お昼食べいきましょ。コンビニでいいよね？」
「食べなくても大丈夫なんだが」
「私が気にするから」
「じゃあ君が選んでくれ」
「せめて好きなものくらい…」
「食べれるものなら何でも」
「サンドウィッチとか？」
「シンプルだね、まあそれで」

店に着くとサラダサンドを2つ買い、レジで買った

「先輩、連れも一緒でいいですか？」
「まあいいけどよ…」

店の奥に入りもぐもぐと黙って食べていた
しかし名探偵が急に喋り出した

「彼、キャスターはなぜこんなところへ？」
「なんで名前知ってんの？ま、いいか。そりゃ、お金稼ぐためじゃない？」
「暇だからじゃないのか？」
「それもあるかもね」
「彼は僕の監視対象の1人だと思う」
「英霊とかいうやつ？なわけ、先輩は先輩だよ」