金属バットを振り回す【FGO】 (ページ4)

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「いらっしゃい」

邸が一気に明るくなり、豪華さを際立たせた

「家族は…数ヶ月前にいなくなったのかい？」
「ああ、よくお判りで。流石名探偵」
「何故わかったかは言うべきかい？」
「私に教えても意味がないと思うけど、それでもいいならどうぞ」
「ああ、それなら基礎だけ言っておこう。埃のつもり具合だ」
「あー…掃除してないのもばれてらっしゃるのか」
「君が家などではズボラだということも分かってたから大丈夫さ」
「それはバレたくなかったな」

じゃあこっち来て、と2階へ案内された

階段を登りきり、赤いカーペットを進むと他の部屋より埃が少し多く積もっている部屋に案内された

「ここの部屋なら自由に使って、好きにしちゃっていいよ」
「客間かい？君友達いないんだね」
「それはあんたも…ってワトソン博士が友達ですってか？」
「ああ、彼は僕の唯一で最高な友達だ」
「羨ましいこって」

名探偵が部屋を開けるとダブルベット、机、椅子などシンプルながらも暮らせる程には整っていた

「私の部屋隣だからなんかあったら来て」
「ああ」
「んでキッチンは1階のあのー、まあきっとわかるよ」
「わかった」
「紅茶とか珈琲とかはキッチンの右から2番目の上の棚にあるはず」
「ああ」
「あ、あと麻薬はナシだよ。私が捕まる」
「え？」

じゃあよろしくー、と彼女は出て行ったがすでにやろうとしていた注射はポケットに戻す羽目になった