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「次どこいく?」
「そうだなー」
剣士、弓兵、槍兵
この単語だけ聞いてみると英雄というイメージが強い
好戦的ではありそうだが
反英雄というイメージは少ない
「近場から攻めよう。1番近いのは?」
「セイバーだ。美術館辺りにいる」
「美術館の場所なんて教えたっけ?」
「覚えた」
「わぁ引くわ」
必要だろう?と当たり前のように言う名探偵に彼女は引きつった顔をなおすことはできなかった
「まあいいや、今日もバイクで行こうよ」
「僕が連れてった方が早い」
「連れてき方が問題なんです」
「他にどんな連れてき方が?」
「俵担ぎ以外にもあるでしょうが」
「なんだ?僕の筋力見直したかい?」
「そういうことじゃない」
しかし数分後にはバイクのエンジン音が聞こえてきた
「ほら、街が綺麗だろ?商店街とか、落ち着くじゃないか」
「でも僕にはこういう場所でもどんな事件が起こるか想像するばっかりなんだ」
「かわいそうな奴だな君は」
「そうでもないさ、君が思う以上には楽しい」
彼女から後ろの彼は見えなかったが多分険しい顔をしているんだろうと予想がついた
彼女の腰を掴んでいた手が片方消えた
「もしかして君って死神だったりしちゃう?」
「どういうことだ?」
「ほら、名探偵のすぐ近くでは事件とかすぐ起こっちゃうじゃん」
「それで?」
「交通事故らしいです」
「それは絶対関係ないだろ」
面白い事件かと期待したのか名探偵の声は急に冷めた
「んーしょうがない、遠回りするか」
「僕が連れて行った方が早かった」
「文句言わんでください」
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はやみん(プロフ) - 哀楽さん» 面白かったです!作ってくれてありがとうございます! (2019年3月29日 8時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
哀楽(プロフ) - はやみんさん» ありがとうございます!これからも少しずつですが更新していこうと思います (2019年3月16日 2時) (レス) id: 323c3ce1b6 (このIDを非表示/違反報告)
はやみん(プロフ) - 面白かったです! (2019年3月15日 20時) (レス) id: 85277bc3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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