金属バットを振り回す【FGO】 (ページ14)

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「やあアキレス腱」
「なんのことだよ」
「君のことに決まってるじゃんか。
いやー君のマスターを知っててね、君との話聞いちゃった」

ライダーことアキレウスのマスターは速水という男だ
コンビニの常連である

よく速水はコンビニへ煙草とコーヒーを買っていく
しかし最近は2人分になった
彼女ですか、なんて尋ねたら友達だと言われた
これが友達ですなんて連れてきたときはコンビニの中で一緒に昼食を食べていた

その時聞こえたのだ
アキレス腱、サソリという単語が

その時はきっとあだ名はアキレウスだなと思っただけだったが
本物もいるというからにはきっとそうだろうと賭けていった

「あ、お前見たことあるぞ、コンビニとかいうとこで」

彼は、あんときあいつめっちゃ喋ってたもんなーと思い出していた
彼女はよしっと心の中で呟いた

「なんだ？戦うのか？それじゃ速水呼んでくる」
「待って、戦うんじゃないんだ。私のサーヴァントはルーラーだし」
「そうだね、僕にとって君は簡単すぎるからね」

睨みつけられたが名探偵は気にしていないようだった

「普通の喧嘩か？買ってやるよ」
「……これだからAみたいな喧嘩っぱやい奴は嫌なんだ」
「ちょっと後でにしてくださいよ、それと後で一発殴る。
でも確認したいだけなんだ、アサシンとはどこで戦った？」

名探偵は少し言い返したそうにしたがすぐにアキレウスが返した

「空き地だ。名前とかは詳しく知らないが…」

「名探偵殿ー？この2人全然関係ないんじゃなくってー？」
「だから間違っているかもと伝えただろう？」
「あーそうでした、」

「じゃ、本日はこれにて、ご迷惑おかけしましたね」

じゃーね、とおわかれをしてとぼとぼ帰っていった

「ホームズ、令呪をもって命ずる」
「なんだい」
「一回だけ、一回だけでいいから」
「何をする気だ？」
「防がないで」

彼女は思いっきり拳を振り上げた

防ごうとおもっても何故か腕が言うことを聞かない

光とともに振り上げた拳から赤い線が消えるのが見えた

それを確認したと同時に痛みが走った

「令呪の重要性がわかってるのか！？君は！」
「わかりませーん」
「こんなことに使うなんて、馬鹿か君は。ああ、そうか、君はすぐ暴力に訴えるような馬鹿だった！」
「自分で解決しないでよ。太陽系も知らないとか言う奴がさ、」
「君は今までで、太陽系なんて必要だったか？テストだけだろうあんなの」
「覚えるってのがすごいんですー」