４６歩目:元凶の科学者 ページ12
時雨side
『生物と妖怪を超えさせるだぁ？』
凛「意味わかんないんだけど...」
久「フフフフフ...」
心底楽しそうに笑いながら男、久遠は正気を疑うようなことを話し出した
久「ボクの家は代々優秀な生物学者の家でね、ボクも当然その道を行った。...ただ、ボクにはこれまでの家の人間とは異なるものがあったんだね」
『...まさか、』
久「お察しの通り、君たち妖怪が視える目さ」
...じゃなかったら、妖怪で人体実験なんてしようとしないだろうからな
久「最初はただの生態調査をしていただけなんだけど、あとから気づいたのさ」
久「こんなにおもしろいモノ、研究して解剖して...実験しないともったいないってねぇ♪」
『「！？」』
こいつ、いまなんて...！？
久「その辺の雑魚妖怪を捕まえて解剖して実験してたのも楽しかったんだけど...その最中、「なにかに取り憑いて動かす」能力を持った妖怪を見つけたのさ」
レ「それが動く死体の元か...」
久「いやぁその辺の死体に取り憑かせて動かしてみたら意外と動いてねぇ、あちこちに彷徨かせてみたら存外人間を襲うから嬉しくてねぇ、ついついたくさん作ってしまったんだね」
司「そんな理由で...あれは人々を...？」
嵐「...イカれてるわね」
イカれてなかったらこんなことしねぇだろうがな
久「妖怪の君たちに理解してもらう必要はないしされたくもないね。ところで半人半妖の君、ボクの合成獣はどうだった？」
『は...？』
久「なかなか強かったろう？あれには火山帯に住む火蜥蜴の火炎袋を中心に数種類の妖怪の特徴を獅子に注ぎ込んだものでねぇ！動物に注ぎ込んだからバランス悪くてすぐに死んだけどまぁまた作れば...」
ドスッ！！
妖怪「なっ！？／はぁっ！？」
久「...あれ？」
...どうやら、相当むかっぱらが立ってたらしい。俺の刀は、久遠の心臓を貫いていた
久「ひどい、なぁ...いきなり刺すなんて...」
『ほざけ...！妖怪たちの命を奪い、死者の安寧を妨げたこと、決して許されることではない。いまここで果てろ』ｷﾞﾛﾘ
ｸｽｯ
久「ーーーーーーー」
『！？』
久「君、に...止められるかな...？」
ドサリ...
そう言って、久遠は倒れ二度と動くことはなかった
泉「.....時雨？」
動かない俺を不審に思った泉が声をかけてきたのに対して、俺は弾かれるように振り向き叫んだ
『いますぐ帝都に戻るぞ！さっきの合成獣と動く死体がっ』
ーーー久「帝都が滅ぶのも、時間の問題だね...？」ーーー
『帝都に大量に向かってる！！』
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樫(プロフ) - 金木 研磨さん» ほめてくださってありがとうございます！インスピレーション湧きましたら全力で書きますね！ (2018年4月29日 20時) (
レス) id: bd6202e1c7 (このIDを非表示/違反報告)
金木 研磨 - 完結おめでとうございます！とても面白かったです！泉と、夢主の関係や５奇人などの、面々も出てきていたのに、凄くキレイにまとまっていたので読みやすかったです。また、しっかりとした内容で、とてもハマりました。他のイベントでのお話も、作ってください！ (2018年4月29日 20時) (レス) id: 7233af45d6 (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを護る騎士でいたかった(プロフ) - 樫さん» 通知来てすぐ飛んできたからね！(ドヤッ) (2018年1月26日 17時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
樫(プロフ) - Knightsを護る騎士でいたかったさん» 早いなおい (2018年1月26日 17時) (レス) id: bd6202e1c7 (このIDを非表示/違反報告)
Knightsを護る騎士でいたかった(プロフ) - 完結おめでとうございます！次回作も楽しみにしてます！！！(1コメゲッチュ←) (2018年1月26日 17時) (レス) id: 7e00625b4b (このIDを非表示/違反報告)
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