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「おはよー…ん？レトくんー…」
寝室にもリビングにも彼の姿はない。どうやら実況部屋にいるようだ。朝からえらいなあと感心しながら私はシャワーを浴びようと脱衣所に向かった。
朝がゆっくりできる日がいちばん好き。
バスグッズを持ち込んで軽くシャワーを浴びる。この時間は音楽を流しながら過ごすけど、彼が撮影中かもしれないからいつもより音量は抑えた。
「ふかふかだ〜」
ふわふわふかふかのバスタオルを巻いてボディクリームをマッサージしながら塗り込む。
優雅な休日、だったらよかったけど。午後からは仕事かあ、なんて考えながらリビングに戻りキッチンから牛乳を取り出す。
部屋の中は暖かいからバスタオル一枚でちょうどいい。体に冷えた牛乳を流し入れる時は幸せそのもの。
「おはよー。お邪魔します〜」
「ういっすー」
「あ、え…っ！？」
振り向くと私服にリュックを背負った牛沢さんとスマホに夢中になってるキヨくんの姿。
牛沢さんは明らかにバツの悪い顔をして目をそらしながらごめんごめん、と言ってリビングを出ようとしてる。
私自身、声も出せず固まってしまっていた。どうするのが正解なのか、考えなきゃと思っても頭は真っ白すっからかん。
「あー。キヨ。ちょ、一回出て」
「ん？レトさんは？…っえ！？あ！？！いや、ごめん！ちが！！見てない！見てねえから！！ごめ、いや！あの！！っ！」
ようやくスマホから目を離してバスタオル姿の私の存在に気づいた彼の姿を形容するなら、おどおど、たじたじ、そんな言葉がぴったりだった。
牛沢さんは呆れた顔でキヨくんをそのまま引っ張って部屋から出て行った。
「びっ……くり、した…」
ようやく思考というものが息を吹き返し、言語能力が再結成したようで言葉を紡げる。
そこでやっと、心臓がバクバクといつもの3倍のスピードだ稼働していたことに気づく。
「あ、ご、ごめんなさい！！今着替えます！寝室にいるので、入って大丈夫です！」
私は急いで寝室に入り、2人に呼びかける。
リビングから直接寝室に行ける仕様で助かった…急いで着替えていると牛沢さんからLINEがきた。
牛沢さんさっきはごめん。あとでちゃんと謝らせて
A大丈夫です!私が悪いんです!気にしないでください!
恥ずかしすぎて目を合わせられる自信もない…
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ちゅ〜る - 更新してくれてありがとうございます！更新されてるのを見て嬉しすぎて叫びたくなっちゃいました、もう内容が好きすぎて...！お忙しいと思いますが更新頑張ってください！心から応援しています(o^^o) (2021年2月17日 0時) (
レス) id: cb42e8d372 (このIDを非表示/違反報告)
Malia(プロフ) - 遅コメ失礼致します(о´∀`о)めっちゃ好きなんですが心臓が持ちません_(┐「ε:)_主様は今お忙しいのかな…?夜しか眠れないほど続きが楽しみです(●´ω｀●) (2020年9月20日 2時) (レス) id: b99f87fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
Misya - 突然のコメント失礼します!ぴより様のストーリーが好きすぎて、ファンになりました！更新頑張ってください！ (2020年3月1日 19時) (レス) id: 6862801167 (このIDを非表示/違反報告)
ぴより(プロフ) - にぼしさん» コメントありがとうございます…！！にぼしさんの性癖に刺されて嬉しいです（；＿；）！更新遅くて申し訳ないですが気長にお付き合い頂けたら嬉しいです！！ (2020年2月20日 22時) (レス) id: f82d25de14 (このIDを非表示/違反報告)
にぼし(プロフ) - 突然のコメント失礼します…ぴより様の書かれるれとさんが性癖過ぎてしんどいです…更新頑張ってください！ (2020年2月9日 23時) (レス) id: 6acb1113f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴより | 作成日時：2019年11月6日 23時
