伏黒さん家 【呪術廻戦】

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恵side









「「「「「お誕生日おめでとう〜！！」」」」」





ついさっき、ドアの開く音がしたため玄関に行くと、五条さんに抱っこされたAがいた。

途中で会った人に連れていってもらったらしい。

説教をしたいところだが今日は誕生日なので親父も注意だけして終わらせてた。



いつもは3人で食事をする机に今日は6人もいる。

もちろんAはお誕生日席で五条さんがもってきた"本日の主役"のタスキをかけ、ケーキの形をしたサングラスをしていた。

若干大きくてズレていたけど。






悟「願い事を思いながらフーするんだよ」

『ほおぉ…！！……ﾌｰｰｰ！』

傑「上手にできたね」


頭を撫でられると嬉しそうに笑った。


『へへっ！今日は来てくれてありがとね！』

悟「そりゃ来るよ〜可愛いお嫁さんの誕生日だもん♡」

『あ！恵の好きな形のチョコ！！』

甚「好きな形ってなんだよ」

硝「Aのスルースキルが上がってるね」


無理病んだなんてメンヘラっぽいこと言ってる五条さんはそっちのけで美味しそうにケーキを頬張り始めてる。




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ケーキを食べ終えみんなが持ってきたプレゼントを順に開けてくA


五条さんからはAを包み込めるぐらいのクマのぬいぐるみ。

夏油さんと家入さんからは洋服。

俺と親父からは









『オルゴール？？』

「うん」



悩みに悩んだ結果、片手サイズの小さなオルゴールにした。



手巻き式で、蓋を開けると2匹の犬が遊んでるように動く。

2匹の犬が玉犬みたいだなぁと思い、黒と白に塗り替えた。







『かっわいいい〜！！ありがとう！すっっごい幸せ！』







Aの1歳の誕生日のとき、既にお母さんはいなかった。
周りの人と違うことは多分本人が1番わかっていた。


友達が話すようなお母さんとの思い出もAにはひとつもなくて、きっと寂しいはずなのにずっと笑顔で…






甚「それ、Aと恵の母さんが好きだった曲」

『お母さん…？』




何かひとつでもお母さんとAの繋がりを作りたくてプレゼントした。









甚「あー…生まれてきてくれてありがとな」
「お誕生日おめでとう、A」
『……うん！』









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"May you not shed tears."


"笑顔が1番"

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