抱き枕 ページ29
恵side
甚「お前らそろそろ寝ろよー」
『はっ！恵！歯磨き！』
「行こっか」
親父に寝るように言われ、Aと歯磨きをしに行く。
寝る時はリビング隣の和室に布団が敷かれており、俺、A、親父の順番で川の字になって寝る。
『今日はぎょくけんもおねんねする？』
「あー、今日はしないかな」
『えーざんねーん』
一人一つの布団があるのだが大人用であるため一人で使うには十分すぎる広さだ。
そのため特にAはひとりで寝るのが落ち着かないらしいので玉犬と一緒に寝ることがある。
玉犬を出す練習にもなるしいいのだけれども、日中に練習した夜にだすのはちょっと疲れるので今日はいない。
歯磨きを終えたら親父にお休みを言って寝床に行く。
「じゃ、電気消すよ」
『ん〜……』
ちょっと前までは昼寝を幼稚園でして家に帰ってからも親父と寝てたのでなかなか寝付かなかったAもすぐウトウトし始めた。
「(俺も寝るかな)」
そう思って目を瞑る。
.
しかし左腕をつんつんつんつんされる。
「…………なに」
『あ、恵起きてた』
「寝れないの？」
『んーー、』
「あー、いいよ。おいで。」
『ありがと……』
さっきも言ったように一人で寝るには広すぎる大きさの布団に加え、Aは寝る時に抱き枕が必須なのだ。
いつもなら玉犬が抱き枕がわりになるけど今日はいない。
多分同じ布団で寝たいんだと察してAを自分の布団に招きいれた。
『めぐみあったかぁーい』
んふふと眠たそうに、幸せそうに笑うA
「今日は同じ布団で寝よっか」
『！！うん！』
そう言うとギュッと体に巻きついてきた。
頭をポンポンたたいていると直ぐに寝息が聞こえてきた。
Aが眠ったことがわかるとさっきまで忘れていた眠気がまた襲ってきて自分も夢の中へ旅立った。
_
「布団の意味」
甚「くっついてたほうがあったかいだろ」
『玉犬も出して！』
「…………"玉犬"」
甚「休みだし二度寝だな」
『二度寝最高ー！』
お父さん含めた家族3人が1枚半の布団でくっついて寝ている伏黒家の朝の光景
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2416人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わっぱみがき#上弦の弐#万世極楽教#絶賛教祖中 - 「ごめーーーーーーーーーーーーん！！」これ公式だけど、さすがに不意打ちで伏黒が告白の断るときのネタで吹いた (11月13日 18時) (
レス) @page37 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
本好き(プロフ) - 待ってwwwあいつァそーゆーやつだ、って君何歳よwww楽しく拝読させていただいてます！ (8月16日 22時) (レス) @page9 id: 860fd688d9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるめ(プロフ) - ただの本名；只野です。さん» えーーー！大丈夫ですか😂楽しんでいただけてるみたいでうれしいです！！ (7月30日 0時) (レス) id: 60e164665f (このIDを非表示/違反報告)
ただの本名；只野です。(プロフ) - え、やばいです。このイタズラでツボってのどやってしまった。痛い。 (7月27日 17時) (レス) @page38 id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
ただの本名；只野です。(プロフ) - 「ごめ―――――――――――ん！！！」これ、ツボ (7月27日 17時) (レス) @page37 id: e7ab028975 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆるめ
| 作成日時：2021年1月1日 13時
