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Ep.53 ページ6

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「───どうせハッタリだろ・・・!」




甲斐が、声をあげた。




「・・・分かってんだよ、お前は誰も殺さない。
いや、殺せないってな。
中尾だって生きてんだろ?
今の爆破だって、わざと誰もいないとこ狙ったんだろ?
・・・お前は俺達を殺さない」




なんで、そう思ったの。

結局中尾くんが生きてるかどうか確認できてもないじゃん。




「だったら試してみるか。
・・・お前がそこから一歩でも動いたら、ボタンを押す」




先生がそう言った瞬間、皆の “やめろ” という視線が甲斐に集まった。




「ほら、どうした。来いよ?
ハッタリだと思うなら、リモコン取り返しに来いよ」




ほら、来い。

先生はどこまでも甲斐を挑発する。


やめろ、止まれ、と皆は甲斐に懇願して。




「・・・上等だ・・・!!」

「名乗り出ればいいんでしょ・・・!?」




甲斐が一歩踏み出そうとして、
私が甲斐の腕を掴んだのと、諏訪ちゃんが声を上げたのは同時だった。




「言ったよね、澪奈のフェイク動画の投稿者が名乗り出れば、今日死人は出ないって。
てことは、そいつがやったって自白すれば、私達は助かるってことだよね・・・」

「そうなるねぇ」




先生は、肯定した。




「誰なのよ、さっさと名乗ってよ・・・!」

「わかってるでしょ!?
皆が助かるにはアンタが名乗り出るしかないんだよ!!」

「誰かわかんないけど、お願いだから助けてよ!」




泣きそうな声で皆が叫ぶ。


香帆は、小さく震えていて。




「もうあんな投稿気にしないから・・・」

「死にたくない・・・!」

「早く言えよ!!」

「お願いだから、はやく・・・!」




死にたくない。助けてください。

そんな声が、教室中に飛び交う。




「お願いだから助けてください!!」

「早く、早く言えって!!」




しまいには怒鳴り始める始末。


どんどんどんどん、言い出せない状況ができていく。





「───たしです、・・・私です!!」




声をあげたのは、さくらだった。







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しぃも(プロフ) - りんさん» 返信遅れて申し訳ないです。 “ しぃも ” で作者検索していただければ出てくるかと思います。 何かしらのバグが起きたらしく、なぜか私の作品じゃない扱いになっておりまして、、(笑) お手数おかけしてすみません! 目を通して頂いてありがとうございます。 (4月6日 23時) (レス) id: 1ee6008b97 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 人質1が見つからないです(泣) (4月3日 23時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
◎SaE(プロフ) - いつも拝見させていただいてます!字体変えたらシリアス度増し増しですね…!更新応援してますっ (2月5日 8時) (レス) id: 522d62b950 (このIDを非表示/違反報告)
saya - 続き、早く読みたいです。 応援してます (2月1日 20時) (レス) id: bb5437bc9e (このIDを非表示/違反報告)
猫夜桜((シラキ(プロフ) - あんれぇ〜?こんな所に崇める事しか出来ないほどの最高小説があるぞぉ〜?←いやもうね、最高w凄い面白い!これからも頑張ってください! (1月25日 1時) (レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しぃも | 作成日時:2019年1月16日 4時

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