41.イタズラ7 ページ42
コインの結果は絶対。ルールに忠実である
「A、すまなかたよ。ワタシ強く当たりすぎたね」
フェイタンは少しだけ頭を下げAに謝った
「…私も悪かった。ごめん」
Aも頭を下げ二人は無事仲直りをする事が出来た。その後はいつものようにAがフェイタンにちょっかいをかけ、それをフェイタンが華麗に避けるというのが行われた
通常の雰囲気に戻った二人を見て他の皆も楽しそうにはしゃいでいる
・
時間が経つとすっかり遊び疲れてしまった人達が広間で雑魚寝をしている。ここにいない人は自室に戻って休んでいることだろう
Aもめいいっぱい遊んだせいか目は眠気さを隠しきれずとろんとしてしまっている
Aはそこら辺にあった布団に包まり横になった。広間の床は固く決して寝心地のいい場所ではないが、皆が揃う場所というのがAを安心させた
明日には元の体に戻っていますようにと願いながら眠りにつく
いつの間にかAの意識は夢の中へと消えていった
・
今広間に起きている者は誰一人としていない
聞こえてくる音は団員のいびきと寝息だけ
すると突然Aが眠っている隣に1人の人が現れる
その人はAの額に手を当てると何かを言い始めた
も う す ぐ 始 ま る よ __
それだけ言うとその人は闇に消えた
広間はまた起きている者は誰一人として居なくなった。だが一つだけさっきとは変わっていることろがある
それはAの体が元に戻っているということだ
それとあと一つ
Aは直ぐに気づくことになる。あの人が言っていたように、もうすぐ物語が始まるということを
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作者名：てん | 作成日時：2021年8月28日 22時
