【h×h】ネガイ×ト×セカイ【幻影旅団】 (ページ11)

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10.真実か嘘かページ11

広間に戻ると皆それぞれ違うとこをしていた

クロロは読書

シャルナークは携帯をいじっていて

マチは特に何も

ノブナガとウボォーは遊んでいるようだ

ここはマチのところに行こうとしているとクロロに話しかけられた

「A。ちょっと来てくれないか」

クロロは瓦礫の上に座っていたので私はその隣に腰かける

「なんですか？」

呼ばれてきてしまったが、何を聞かれるのだろう

不安で身構えてしまった

「そんなに身構えなくていい笑ただ敬語じゃなくていいって言いたかったんだ」

クロロは口元を隠し笑いながら言った

「えっ」

驚いた。クロロがそんなことを言うなんて。
そう言えば今クロロは髪を下ろしているバージョン
これは少なからずときめくな

「じゃぁタメでいくね？」

私も笑いながら答えた

「あぁ笑」

2人でクスクスと笑う。途中からなんで笑っているんだろうと疑問に思ったが、考えたくもなかった。考えるくらいならこの時間を楽しみたかったからだ

今なら聞けるかもしれない

私をここに招き入れた本当の理由を
そう思いクロロに聞いた

「クロロ、なんで私をここに連れてきたの？」

これまでにない真剣な空気が流れる

周りにいるメンバーも耳をすませているようだ

クロロは少し考えてから答えた

「…嘘は通じないようだな」

この空気でまだ笑っているクロロはやっぱり頭のネジが1本飛んでいるんだろう

「当たり前」

「本当の理由はAのことを気に入ったからだ」

気に入ったって、絶対嘘じゃん！！
その証拠に皆も驚いてるし

「…嘘だ」

「嘘じゃないさ。でも、あと1つ言うなら…
単純にAが何者か気になったんだ」

ッ……まずいこれは心理戦になるのか？
私は頭を使うことが大嫌いなんだ。勉強なんて下の下だった。しかもクロロと心理戦なんて負け確。
どうしようか、もう本当のことを言ってしまおうか

だが、会って数時間で正体を言ってしまうなんてつまらないな

まあこれから先も気が変わらない限り言うつもりは無いが

ここはやっぱり知らないフリを決め込もう

「で、Aは何者なんだ、そしてどこから来た」

ここまでは完全にクロロのペースだが、生憎私も嘘が得意なんだ。

さあ、私の嘘が通じるか________

または嘘がバレてなにかされるか________

次回
クロロvsA
デュエルスタンバイ！！！