【刀剣乱舞】弟大好き系粟田口長女は可憐で愛されているんです

桜が28枚目 ページ31

粟田口部屋＿＿＿＿＿




ｽｯと襖を開けると、殆どの弟達が揃っていた




乱「あっ、Aお姉ちゃん！おかえ、り………」



一期「あ、姉上…？」



薬研「なんで、戦闘服じゃねぇんだ………？」



A「…皆、揃っておるか？大事な話があるんじゃ」




そう言うと、全員が真剣な顔になり、わらわの前に来て正座をした




A「………これから言うことは、嘘偽りのない、本当の話じゃ
ちと長話になってしまうが、よいか…？」




わらわがそう言うと、皆は頷いた




A「…わらわは先程、平安時代の山城国に三条の5振りと出陣をしていた
知っておると思うが、山城国には三条宗近＿＿平安の刀工が住んでおり、わらわたちの任務は、三条の大太刀＿＿雪染月夜を作らせないようとしていた時間遡行軍の排除じゃった」



一期「………雪染月夜、ですか………
確か、三条の幻の大太刀、と言われていた刀ですね」



包丁「？なんで幻なの？」



一期「雪染月夜の名前の由来は、刀が作られてすぐに庭に降っていた雪が刀に写り、それが幻想かと思うほど綺麗だったこと
その後、雪染月夜は大火事によって焼失。そこから、本当は雪染月夜は幻の大太刀で、存在しなかったのかもしれないと言われているからだよ」



A「…あぁ、その通りじゃ、一期
わらわたちは敵を全滅させたあと、少しだけ屋敷の中をのぞいたのじゃ
ちょうど、三条宗近が雪染月夜を打っていたとこじゃった
見た瞬間、わらわは酷い頭痛に襲われたのじゃ

そして、そこで思い出したのじゃ
わらわが、大太刀だったころ＿＿＿＿＿雪染月夜だった頃を」

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