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私はオッパの部屋ではなく，ジンさんの部屋に荷物を置いた。ジンさんの部屋は綺麗に片付けられていて，シンプルにまとまった部屋でとても落ち着いた。
JN「好きなんでしょ? ジョングクのこと」
クローゼットをガサガサとしながらサラッとそう言われて，Aは下を向いて黙っていた。ジンはチラッとAを見るとまたクローゼットの方へ顔を向けた。
この時すごく悲しそうな表情をしていたジンにAは気づきもしなかった。
「...ジンさんは好きな人いますか?」
JN「アニ，僕今まで恋愛経験ないから」
そう言って控えめに笑うジン。Aは，そうですか。と少し肩を落として言った。
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JN「ジョングクの気持ちもわかるな...」
「え?」
JN「いや，なんでもないよ」
Aはふぅ。とため息をつき自分の荷物の整理をし始めた。...
そこから出てきた昔のアルバムをゆっくりと持ち上げるとそれを見たジンは，それ見てもいい?。とAに聞いた。
「はい..」
一緒に寝ている写真。
一緒に公園のブランコにのっている写真。
Aにお花の冠をかぶせるジョングクの写真。
Aのほっぺにキスをするジョングクの写真。
この全ての思い出を私は覚えているのに...
グクオッパはきっと全部忘れているんだろうな。
“ 大きくなったら僕Aをお嫁さんにする ”
オッパが8歳の頃私にそう言った。
本気じゃないって，子供の頃の話だって わかってるけど....。
その時______熱い何かが頬を流れた。
「...ジンさんごめんなさいっ.....。
オッパが好きで，大好きで。 私っ...」
Aの隣にそっと座るジンはそのままAを抱きしめた。暖かいぬくもりに更に肩を動かしながら涙を流した。
JN「
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作者名：白うさぎ x他1人 | 作成日時：2020年3月21日 17時
