03 JK ページ3
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最近夢を見るんだ。
子供の頃の夢_______.
毎日毎日，隣にいるのはAで 隣を見るとあの笑顔が僕の日常にいた。
もう二度とAに会えなくなりそうで怖い，
僕が1人残されそうで怖いんだ______.
・
TH「最近何かあった？」
「特に何もないですよ」
僕はこの時笑っていたはずなのに，やっぱりテヒョニヒョンは全部お見通しだった。Aの事だろ? と言ってきたテヒョニヒョンはその時，宿舎のTVをつけた。
そこにいたのは，今誰よりも輝いているAだった。 この歌声は昔から変わらない。優しくて聴いているだけで癒されて，何よりもただすごく綺麗なんだ。
TH「会いに行けば? 兄妹なんだから，すぐ会おうと思えば_____
「離したくなくなるんです...。
今会えばきっと僕はAを離せなくなります」
テヒョンを真っ直ぐ向いてそう微笑んだジョングクにテヒョンは，また無理して笑う。そう言って軽く抱きしめた。
「っ...っ，ヒョン....辛いです」
気づいたら僕は涙を流していた。テヒョニヒョンの暖かさはどこかAに似ていて，こんなメソメソしている姿をメンバーに見られるのはすごく恥ずかしかったけど....。
この時は多分誰かに甘えたい気分だったんだろう...。
TH「離せなくすりゃいいんじゃん」
「...?」
TH「この前PDがAとBTSをコラボさせようか凄く迷ってた。
俺今からPDと話してくる」
「っ...でもヒョン______
テヒョニヒョンは僕をそっと離した後，四角く口角をあげて，大丈夫。っと優しく僕にそう言って事務所に行った。
.
そのあと，涙が止まらないで1人でないてたっけ__.
Aは今平気なのかな。
僕がいなくて寂しくないのかな。
20歳にもなってまだ “双子だから”って言ってたら笑われるかな...。
僕はAに電話をかけていた。
「A久しぶり。元気?」
“ 元気だよ。オッパは?”
元気? って聞けば，絶対 元気。って返ってくるのは昔から知っていたのに。
それでも僕はまたそう聞いてしまった。
久しぶりのAの声。
少し元気がないように聞こえるのは，きっと気のせいじゃない。
“ 会いたい ”
なんて，僕から絶対言わないって決めてたのに。
“
これだけは絶対言ってはいけない_____.
.
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作者名：白うさぎ x他1人 | 作成日時：2020年3月21日 17時
