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鏡越しに目が合ったスングァンさんの顔はとても優しかった。
SG「なんて言うか別に人見知りのままで居ろって意味じゃなくて、無理して自分を演じなくてもいいんじゃないかな?って言うか…まぁでも他人の僕が口出しするものでもないんだけどね?」
『…ありがとうございます』
スアオンニに近づきたいと焦る気持ちに、少し落ち着きを取り戻す。
本来の私を否定しないスングァンさんの考え方、とても素敵だなぁ…
MG「ペクさん!!」
と、その時急に後ろから大声で名前を呼ばれて振り返ると、衣装に着替えたミンギュさんがモジモジしながら立っていた。
トイレに行きたいのかと思って、『トイレはメイク室出て左のつきあたりですよ』と教えると、「違うよ!」と怒られてしまった。
MG「俺のメイクして下さい!!」
確かに昨日ミンギュさんとは和解(?)的なことしたけど、まさかここまで距離を縮めようとしてくれるなんて思ってもみなくて単純に嬉しい気持ちと、私の技量はまだまだなので、メイク出来ないという申し訳ない気持ちが込み上げる。
せっかく話し掛けてくれたのに申し訳ない…
『すみません、私まだヒップホップチームのメイク勉強しきれてなくて…本当に申し訳ありません!!』
90度の角度で頭を下げると、ミンギュさんが私の両肩をグイッと上にあげた。
MG「大丈夫だから頭上げてください!」
ミンギュさんはお得意の(?)笑顔を私に向ける。
アイドルの笑顔というものは人を簡単にドキドキさせるらしい。
SG「ミンギュヒョンは男顔なんだからまだダメだよね〜?」
『来週までには頭に叩き込んできます』
いつまでもこんな言い訳通用しない。
助っ人だから、出来る分だけ…って言うのは私が納得いかないし。
ミンギュさんにもう一度礼をしてから、再びスングァンさんのメイクに向き合う。
SG「Aってジョンハニヒョンのこと何て呼んでるの?」
『ジョンハンさんですけど…』
SG「仲良いのに??」
…仲良いのに?
私、ジョンハンさんと仲良いの?
『?はい』
SG「オッパとか呼ばないの?」
『私はたかが助っ人ですし、スアオンニみたいに技術もある訳じゃないのでそんなに親しい間柄になれる程、皆さんと対等な存在じゃないので…』
助っ人だから。
一線は越えてはならない。
たかが助っ人。
私は、自分の任務が終わるまでしっかり彼らとの距離感を掴んでいなきゃならない。
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さな - もう愛してます(?) (5月10日 14時) (
レス) id: 4b625cf863 (このIDを非表示/違反報告)
キア - マジで大好きです!応援してます! (5月10日 14時) (
レス) id: 4b625cf863 (このIDを非表示/違反報告)
ソア - とっても面白いです。ありがとうございます (2023年7月7日 6時) (
レス) id: 5500a8d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 麗さん» お返事が遅くなってごめんなさい…執筆が遅すぎて完結タグが付いてしまいましたが、まだ続きます(;;) (2022年7月13日 15時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
麗 - もう更新はされないのでしょうか、、 (2022年6月18日 17時) (
レス) @page49 id: 7bfaeb6c17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すい
| 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時:2021年3月16日 23時


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