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そこからは特定の彼女は作らず、発作的に寂しくなれば呼び出す、といった何ともハニらしい付き合い方で上手く距離を保ちながら女の子と関わっていた。
本人はそれに満足していたが、ジスも俺もハニが心配で堪らなかった。
SC「ハニ、もう辞めておいた方が…」
JH「なんで？あっちも俺に呼び出されて喜んでるんだよ？win-winじゃん」
ハニの寂しさの理由は分かっていた。
だからこそ、薄っぺらい関係の女の子で繋ぎ止めてもいつかは消えて崩れ去ることも分かっていた。
でもいくら止めてもハニは聞かなかった。
SC「はぁ…どうすればハニの喧嘩癖と女癖治るんだよ…」
JS「治すのは女癖って言うか、あの突発的な寂しさだろうね。喧嘩は治らないと思うけど」
俺もジスもハニに手を焼く日々。
面倒くさいことこの上ないのに、俺たちはハニのためならとあの手この手で色々考えた。全て失敗に終わったけども。
荒れ果てたハニの生活を直したいのに、自分達ではどうする事も出来ないもどかしさ。
それに苦しんでいたある日、ハニは目を輝かせながら言ってきた。
JH「スンチョル、俺がこの前の喧嘩の時に話しかけてた女の子の名前分かる？」
SC「この前？…あぁ…いや、分かんねぇけど…」
JH「……そっか…俺ちょっと出て来る」
SC「は！？おい、ハニ！？」
ハニはそれから2日間ほど俺らの前から姿を消し、2日後現れた時には初めて見るほどキラキラした顔だった。
あまりにも希望に満ちたその表情に呆気にとられてしまう程に。
それから数日後からハニは見違えるほど笑顔を見せるし喧嘩は減るし女遊びなんかパタリと辞めた。
ジスも俺も嬉しさ半分、なぞ半分といった所で何が起きてるのか最初は理解出来なかった。
それでもあの日、ファミレスでAちゃんを紹介された時に謎は全て解けた。
JH「Aはこっち。俺の隣」
『えぇ〜？こういうのは向かい合った方が緊張するんだけど〜人見知り舐めんな』
優しさが入り混じる少し甘ったるい表情でAちゃんを見つめるハニの目で
あぁ、この子がハニを変えてくれた子なんだなぁと気づいた。
他人に興味が無いハニが俺たち以外で初めて自分の傍に置いて片時も目を離そうとしない子がAちゃんだった。
JH「明日晴れるかな…Aがシャボン玉したいって言ってたから雨降ったら嫌だ」
ハニを初めて振り回した女の子は、平凡でそこら辺に居そうな、でも確かに芯の強い女の子だった。
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
