咲いた ページ27
JH「何これ？」
『ん？花火大会のチラシじゃん。え、ハニ知らないの！？』
JH「…俺一応隣町の人なんだけど」
『えぇ！？それでもこの祭り毎年有名じゃん！テレビだって来てるし毎年花火が本当に綺麗で…』
ふと目に入ったチラシに映る綺麗な花火に目を輝かせるハニ。
かき氷を喉に流し込んで一言
JH「一緒に行こ！」
キラキラと効果音が付きそうなほどいい笑顔を見せるハニ。
…まぁいいか…
『いいよ、行こっか！』
思えばいつもハニと遊んではいるものの、こういうイベントに行くのは初めてだなぁ
まぁ田舎にイベントが少な…
JH「花火♪花火♪」
浮かれてるハニはなんとも言えない自作テーマソングを口ずさんでニコニコしている。
本当になんとも言えないメロディーだな。
JH「俺デカい花火見るの初めて！」
嬉しそうにそう言うハニは保育園児のようで可愛らしい。
思わずふわふわの金髪を撫でると、一瞬驚いた後目を細めて微笑む彼は天使さながらだ。
『ハニの髪、何回もブリーチしてるのになんでサラサラなの？』
JH「さぁ？」
『なんか初めて会った時よりふわふわになってる気がする…そんなふわふわ揺らされたらワシャワシャしたくなるんだけど』
JH「はい、Aなら特別にワシャワシャし放題にしてあげる」
そう言って頭を差し出されるとなんか撫でにくい。
とりあえず下痢ツボを押してみると、めちゃくちゃ怒られた。
・
JH「じゃあ、来週の花火大会ね」
『うん。気をつけて帰りなよ、もう暗いから』
いつも通り玄関でハニを見送っていると、突然口を噤むハニ。
何があったのかと顔を覗き込むと、ハニは何とも形容しがたい顔でこちらをじっと見つめ返す。
『何？』
JH「なんかさ、Aといる時は何も感じないのにAといない時腹減ってるみたいになる」
『…ご飯食べれば？』
JH「食べても食べてもそうなる。これって何なの？」
そんな事聞かれても私は医者じゃないから分かるはずない。
て言うかそれ私に関係あるんじゃ…
『寂しい…とか？』
自分で言って恥ずかしくなる。
馬鹿みたいなセリフに顔が赤くなるのを感じながらハニを見ると、本人は目をキラキラさせて
JH「そっか…そういうことか！」
なんて言ってる始末。
この人は時々信じられないくらい自分を理解してないから嫌だ。
冗談で言ったセリフも通じないのは本当に困る。
無理やりハニを帰して1人、顔の熱を冷ます花火大会前
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
