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"この先の感情はきっと幸せになれない"
自分の心がまだ正常に働く内は、抗わなきゃいけない。
彼に恋をしてもきっと幸せにはなれない。
彼はそういう人だから。
JH「アイツと2人きりになる時は言って」
『っ…だからハニに関係ないってば！』
JH「A」
再び嫌でも絡み合う視線は、先程とは打って変わって痛い。
射抜かれてしまいそうな程強い視線に、きっと野生の小動物はこんな気持ちなんだろうな…なんて思ってしまうんだ。
『…っ…近い』
JH「約束して」
『近いってば』
JH「…じゃあ、キスでもする？」
妖艶に微笑む彼は全てが分かっているようだった。
ここで負けちゃいけない。
『しない。ウォヌに会う時もいちいちハニに連絡もしない』
JH「…ダメだって言ってんじゃん」
『こっちだって無理。私とハニは友達だけど恋人じゃない。お互いを縛る理由なんかどこにも無い』
JH「じゃあ付き合お」
『は？』
ダメだ、何を言ってるのか意味が分からない。
人生で1番意味が分からない告白。こんなイケメンなのに彼は一体何がおかしいのか…
『…はぁ…』
思わず漏れるため息。
感じ悪くても許して欲しい。だってこの人、言ってることがめちゃくちゃ過ぎる。
『ハニ、私はハニもウォヌも大切な友達だからどっちの事も同じくらい大切に思ってる。万が一ハニと付き合ったとしても私はウォヌとの関係はやめないし、逆も然りだよ』
JH「…何それ」
『だからそんな軽々しく付き合おうとか言わないで。本当に好きになった人のためにそのセリフを言わなきゃダメでしょ』
そう言って震えそうになる程視線を送る彼に送り返す。
この人はきっとまだ子どもなんだ。
独占欲の吐き場所を知らない彼に教えてあげなきゃ、きっと彼はこの先も苦労してしまう。
JH「アイツと付き合うわけ？」
『だから違…』
JH「ふざけんな」
『ちょっと！ハニ！』
視界が暗くなる。
ハニの手が私の視界を覆う。暗い世界、頼れる情報はハニの声だけ。
JH「ざまぁみろ」
その瞬間、唇に重なる何か。
思考を巡らせなくても嫌でも何か分かってしまうそれは
最低最悪な私のファーストキスだった。
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
