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幼なじみと言うのは時に私より私のことに詳しいらしい。
『私でも気づかなかった…』
WN「俺は中学の時に気づいたけどね」
『そんな昔から知ってたの！？流石、私のことはなんでも知ってんだね〜』
驚く私とは正反対に当たり前かのように余裕でアイスコーヒーに口を付けてるウォヌ。
小さい頃は何でもかんでも出来ちゃうウォヌに対抗心を抱いてたけど、大人になるに連れてこの人に勝つのは不可能だと察した。
今ではウォヌは私のよき理解者だと思ってるし。
WN「で、そんなAに聞きたいことあるんだけど」
『何？』
WN「最近よくバイクの音が聞こえるし、Aの部屋に漫画借りに行こうとしたら大抵知らない奴の靴あるんだけど…あれ誰？」
ダバダバと背中を流れる冷や汗。
や、やばい…これやばい。
そこら一帯をシメてる不良と友達になりましたなんて言えるわけがない。
いや言いいたくない。
『…いやぁ…お父さんの友達で…』
WN「お父さんの友達あんなに若いんだ…見た感じ俺らと同じくらいだと思ったけど」
『年齢は関係ないからね！ほら…あの…オタ友ってやつ』
WN「…で？もう終わり？嘘は」
手強かった。
私の幼なじみはかなり手強かった。
1番最初から詳しく説明する。途中何度もウォヌの口から「は？」と漏れたが、もうここまで来るともはや怖くもないのだ。
WN「つまりそのハニって奴はかなりの不良だけど気に入られてるからずっと一緒に居ると…」
『そういう事です…』
WN「縁切りな」
ごもっとも。ごもっともなんだ。
もはや何も言い返せないけど…いつだってウォヌは全てにおいて正しい。
そんなウォヌも「縁を切れ」と言うなら、きっと切った方が絶対良い。
でも
『約束した…離れないって』
WN「契約書も何も無い口約束でしょ？何かあってからじゃ遅いよ」
眉間に皺を寄せ、本気で心配してくれているウォヌに心が痛む。
分かってる、彼らと一緒に居たら危険が伴うことも。ましてや私は喧嘩が得意でも何でもないそこら辺の女子高生。
襲われたりしたら一巻の終わり。
『私…ハニの傍に居てあげたいってたまに思うんだよね…私が居ないとこの人壊れるかもって』
WN「A」
『分かってる、ウォヌは心配して言ってくれてる事も全部分かってる』
WN「…じゃあなんでそこまでして離れられないの…？」
カランっとアイスコーヒーの氷が揺れた。
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
