ウォヌ ページ17
WN「あ、A」
『ん？あ、ウォヌ』
最近はほとんどハニと一緒に居たから、1人で夏休みを満喫しようと図書館に来て、本を読もうと席に座ると目の前に見知った顔。
塩顔イケメン幼なじみのウォヌ。
『珍しい…家で読まないの？』
WN「今俺の部屋のクーラー壊れてるから」
『夜どうしてんの！？』
WN「毎晩窓開けて寝てる。ほら、昨日も蚊に刺された」
ムッとした顔で少し紅くなった腕を見せてくるウォヌ。相変わらずウォヌの空気感は本当に居心地がいいと思う。
自分を持った彼と居るのはやなり居心地がいい。
WN「しかも昨日リビングのエアコンまで壊れたから家中サウナ」
『ブハッwwwwwwやばいじゃんwww』
やばっ…
思わずいつものノリで話してしまった故に、私の笑い声は図書館に虚しく響いてしまった。
そんな私を見て、クツクツと笑うウォヌ。
いたたまれなくなって席を立つと、ウォヌも一緒に立ち上がった。
WN「カフェ行こ、どうせなら」
『いいの？本は？』
WN「借りたから大丈夫」
本当にとことん気が遣える人だと思う。
最近は気が遣えない自由人の相手をしてるからこそ、余計にウォヌの優しさが染みる。
図書館を出て、個人営業の小さなカフェに向かう。
外に出た瞬間襲ってくる熱気と紫外線。日焼け止め塗り直せば良かったかも…
WN「俺最近日傘欲しいんだよね」
『いいじゃん、日傘』
WN「いや、この前母さんが買ってきたんだけどスーパーのセール品でTheおばさんみたいな柄でさ…そもそも男の日傘って大丈夫かなって」
『おばさん相変わらず強烈過ぎるwwwwww』
このまま彼と居たら私は確実に笑い死んでしまう。
命の危機を感じるほどに笑いが止まらない。
WN「あ、ここのカフェ。A好きだと思う」
『え〜いいじゃん、行こう〜』
ウォヌの言葉にハズレはない。
店内に入ると、私の好きな雰囲気と一気に熱気から開放される感覚で嬉しくなってしまう。
案内された席は窓際で遠くを見渡せる良い席だった。
WN「俺アイスコーヒーで」
『あ、じゃあ私は…』
「『リンゴジュース』」
パッとメニューから顔を上げると、してやったりと悪戯な笑顔を見せるウォヌ。
店員さんは「仲がいいんですね」と笑って戻って行ってしまった。
WN「Aは初めての店の味はリンゴジュースで決めてる」
『え、嘘！？でも私オレンジジュースの方がよく飲んでない？』
WN「オレンジジュースを飲むのはお気に入りの店でだけ」
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あんぱんまん(プロフ) - 間違えて1番左の星を押してしまったことをお詫びします(இдஇ`｡) (2022年8月30日 9時) (
レス) @page49 id: 9d9411b7d4 (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - こちらこそよろしくお願いします！ (2021年9月10日 22時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - RINKAさん» いつも読んでくださり、本当にありがとうございます！こちらこそ読んでいただき、本当にありがとうございます！これからもよろしくお願いします(^^) (2021年9月10日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
RINKA(プロフ) - おめでとうございます。すいさんのお話がとても好きで、いつも読ませて頂いております。いつも素敵な小説ありがとうございます。更新頑張って下さい。楽しみにしています。 (2021年9月8日 18時) (レス) id: c21e96cbb4 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - うどんさん» コメ主様のその姿を想像して1人でニマニマしてる作者です(ニヤニヤ)嬉しいお言葉ありがとうございます！頑張ります(^^) (2021年8月15日 18時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年7月28日 9時
