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『逃がさないよジフンちゃんっバンドやりまちょうね〜』


WZ「この前の俺の話聞いてたのかよ…もう話し掛けるな近寄るなって言っただろ」


『だからメガホンで呼び掛けてるじゃんか』


WZ「話し掛けんなって聞こえなかったか?」


あの日以降、私はおチビ…否、ジフンをストーカーしている。
正しくはジフンをストーカーして何とかバンドをしようと説得している。


『ったく、我儘だなぁ』


WZ「てめぇどの口が言ってんだよ」


噂によると私がジフンに告白していると勘違いされてるらしいけど、まぁこの際それでもいい。
とにかくこの前で確信した。ウジかどうかは知らないけど、ジフンはピカイチの音楽スキルがある。じゃなきゃあんなに的確なアドバイス出来ない。


『ねぇジフン良いじゃん。期間限定でいいよ、1週間でいい』


WZ「…その期間終わったらもう追い回すのも辞めんのかよ」


『約束はしない。まぁでも期間中にジフンは確実に私とバンド組みたくなるよ』


WZ「なんねぇよ」


つれないジフンだけど、ギター聞けハラスメントを換算したらかれこれ1ヶ月以上話し掛け続けたからだろうか、初めは無視していたのに今は無視はしなくなった。
なんなら「今からトイレ行くから絶対ついて来んなよ」なんて自分から話しかけて来るからね。結局トイレ付近までついて行くから怒られるんだけども。


WZ「大体お前とバンド組んで俺になんのメリットあるんだよ」


『え?ジフンの楽しい学生生活が確約されるんだよ!?これ以上無いくらいメリットじゃんか』


WZ「お前のその自信どこから来るわけ…」


ユナ「おーいおチビ達、遠足の打ち合わせするから早く戻っておいで〜」


そして最近はユナやジュンもジフンと少しずつだけど話すようになった。
おチビ呼びにイラついてる反面、ジフンはこうして人に気に掛けられる事に慣れてないだけで少し嬉しそうなのを私は知っている。だてに1ヶ月マブやってませんから。
耳を赤くしながら「離れて歩け」なんて言ってるのも可愛らしい。


『ジフン知ってる?遠足4人班なんだってさ、私とユナとジュンとジフン!ピッタリだね〜』


WZ「何だその俺が疲れそうな班編成」


『えぇぇええ!?嫌がらないの!?ユナ大変!ジフンが私達と班組みたいって言ってる!』


WZ「言ってねぇよ!!」


何がキッカケでジフンが音楽嫌いになったのかは分からないけど、この遠足で片をつける。
そしてAと愉快な仲間たちってバンドを組むんだ。

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作者名:すい | 作者ホームページ:http://twitter.com/sui_no_heya  
作成日時:2023年2月9日 1時

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