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JH side
一昨日Aが言った言葉。
"私は本性隠してニコニコしてるアンタを見る方が気持ち悪い"
女に初めて「気持ち悪い」と言われた。
ジスの事を言えないほど、嫌われるのが怖くて女に関わらないように…関わった時は女の求める"ユンジョンハン"として生きてきた。
でもジスを追いかけるアイツはどれだけ素のジスに何を言われても「そんなジス先輩が大好きです！」なんてキラッキラな笑顔で言うアイツ。
そこから、恐らく惹かれていたんだと思う。
何となく、何となくちょっかいを掛けると予想以上に反応が良かった上に"俺"を否定しなかった。
『ユンジョンハンは天敵だから』
って毎日のように言っていたが、それさえも嬉しかった。
初めて俺を見てくれた奴だったから。
Aが笑う度に、何だか嬉しくて
Aが怒る度に、もっと俺を見て欲しくて
この気持ちが何かなんて気づいてた。
自覚する前から、俺はずっとAの心の中に居たかった。
自覚しても尚、やっぱりジスとAには幸せになって欲しかった。
それでもAを泣かせたジスに無性に腹が立つと同時に羨ましかった。
Aの中に俺は居ない
報われないなら、せめてジスとAをくっつけたい。
ジスになら譲ってもいいや、なんて思って。
と言うのは建前でめちゃくちゃ悔しい。
それでもAを泣かせるのも、笑わせるのも、幸せにするのもきっとジスしか居ない。
俺には出来ない。
あの時抱きしめたAは酷く小さかった。
『ユンジョンハン？聞いてる？』
JH「あ、ごめん。何」
『だーかーら、明日の夜花火やるらしいよ！私こう見えて女子だから線香花火好きなんだよね』
風に揺れるAの髪。
遠くを見つめるその瞳も、
俺じゃない奴が居るその心も、
俺だけを見ればいいのに。
『でもうすぐ午後練始まるね〜』
JH「なぁ...」
『ん？』
JH「花火、一緒にやろうぜ」
...何言ってんだよ俺...
さっき「協力するから！」なんて言っといてもう自らの欲に負け...
『線香花火、先に消えた方がジュース奢りで勝負してやらァ！』
ニコッと笑ったその顔はまるで太陽だった。
止められない想いが加速する。
どうか神様、俺を良い人のまま終わらせて下さい。
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すい(プロフ) - からあげさんさん» ありがとうございます！ついに動きましたねぇジス先輩！嬉しいお言葉ありがとうございます！最後までよろしくお願いいたします(^^) (2021年2月25日 22時) (
レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - Akoさん» 覚えてますよwwwユンジョンハンのオチをすごく希望してくださってたので記憶に鮮明に残ってますwありがとうございます！最後までよろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 豆粒さん» たくさんのコメントありがとうございます！感想を言ってくださると、こちらもやる気が漲るので感謝して感激であります！あと少しですが、よろしくお願いします(^^) (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - srさん» ありがとうございます(^^)最近の作者は暇人の極みなので更新めちゃくちゃしてますwこの作品に出会っていただき、温かいコメントもありがとうございます！ (2021年2月25日 21時) (レス) id: 52a215b46f (このIDを非表示/違反報告)
からあげさん(プロフ) - まさかのジス先輩がァァァ！よかったら私と……（殴）とても面白かったです番外編も楽しみにしてます！ (2021年2月25日 17時) (レス) id: ea4b011c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すい
| 作者ホームページ：http://twitter.com/sui_no_heya
作成日時：2021年1月24日 17時
