47 帰国致しました ページ11
イタリアに着いてすぐ、シャワーを浴び自室の布団に倒れ込む。
あー…久しぶりの私のベッド…。
そのまま寝てしまおうとしたら
『Aったら！そんな格好で寝てたら風邪引いちゃうわよん！』
グラサンかけたオカマ……じゃなくて私達の第二のママン・ルッスーリアの声。
「ノックくらいしてよ…ルッス…」
「したわよ〜？そ・れ・よ・り、色々と話は聞いてるわ、ジャッポーネから帰ってきて疲れてるのは分かるけど髪は乾かさなきゃ」
ルッスがどこからかタオルを取ってきて髪を拭き始めた。
何故彼……いや彼女がここにいるのか、それは、私の自室がヴァリアーにあるからである。
彼女に大人しく髪を拭かれながら意識を手放し眠りについた。
ー所変わってボンゴレ本部ー
【side No】
義手の男・コヨーテより、愛娘であるAがこちらに挨拶に来るより先に寝たい、といい、自室があるヴァリアーの方に向かった、と報告を受けた初老を迎えた男・ボンゴレ9代目が笑って聞いていた。
『そうか…Aらしい。報告等は明日で良い、と伝えておいてくれ』
『畏まりました。それからもう1つ、報告する事が』
他の守護者達が不思議そうにする中、コヨーテは9代目にひっそりと耳打ちする。
(A様に、想い人が出来たようです)
『なんと、Aに…それは真か』
『はい、この青年だそうです』
コヨーテが9代目に写真を見せた。
『一体何の話をされているのですか？』
『Aに想い人が出来たと、聞いてな…』
その言葉を聞いて固まる守護者達。
『え、"あのA様に"？』
『婚約者を投げ飛ばして…こんな人じゃ嫌、と言ってのけたA様が？』
小さく頷き、写真を見せる9代目。
『そうみたいだ…。彼の事を調べてくれないか』
『畏まりました』
夜はまだ始まったばかり。
9代目は椅子に背を預け、小さくため息をついた。
ため息をついた理由は、彼にしか分からない。
が、守護者達は何のため息か、感じ取ってはいた。
そして、これから起きるであろう未来も。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» そんな昔のものまで見てくださるとは……！ 嬉しいです！！ こちらこそ楽しんでかけました、ありがとうございました！！これからも応援しております！ (2018年7月1日 23時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
霧島沙羅(プロフ) - さにー☆彡さん» もちろんです！必ず読ませていただきます！ワンピの夢も面白そうでしたし全力で読ませて頂きますね！ありがとうございます！大切に保管し、使用させて頂きますね、本当にありがとうございました！ (2018年7月1日 23時) (レス) id: d11fd893a6 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» はい！ もし良ければご覧になって頂けると嬉しいななんて← ありがとうございます！！ こんなイラストで良ければ、ぜひ好きなようにお使い下さい！！ (2018年7月1日 22時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
霧島沙羅(プロフ) - さにー☆彡さん» そうだったんですね！こちらこそありがとうございます！拝見させて頂きました！どちらも可愛くて語彙力が消えていく..！どちらも紹介させて頂いてもよろしいでしょうか？！私だけ知っているのが勿体なくて、皆様にもさにー☆彡様の素敵なイラストを見て頂きたいのです！ (2018年7月1日 22時) (レス) id: d11fd893a6 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 霧島沙羅さん» ほんとに描いてて楽しかったです！ 私も一作品文スト×REBORN書いたので、もうテンション上がってしまいまして← ありがとうございました！！ (2018年6月29日 20時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧島沙羅 | 作成日時：2018年3月4日 20時
