ぼくのだいすきなおねえさん【桃】 (ページ31)

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ネタばらしページ31

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「そういえばなんかこれデジャブですね」

『んぐっ、』

「あ、ごめんなさい。
聞いちゃアカンかった？」

悪びれもなさそうに、
項垂れる私を見ながら笑う小瀧くん。

それ確信犯やろ絶対。

「そろそろネタバラシしたろかな」

『ネタバラシ？なんの？』

私小瀧くんになんか騙されとったっけ。
身に覚えがない。

「怒らんって約束してくれます？」

『え？あぁうん』

「 …………実はなーんも手出してません！俺らなんもしてへんよ」

『何の話してるん？』

手出してない？俺らなんもしてない？え、なに何の話？
情報量多すぎてついていけへん。大丈夫？

「えー？ほんまに言ってええの？
…………あの夜俺ら、セッ、」

『おけ、やめよか』

あーーーつまりはつまり。

わたしはまだ未来あるこのイケメン男子高校生を汚してないってこと？？

いやどういうこと？
だって私脱いどったやん。ほんで極めつけに素肌触れ合っとったやん。

「 Aさん暑い～言いながらいきなり目の前で服脱ぎ始めるんやもん。流石に焦った」

『私が悪ないかそれ？』

なあでも結局やってるやん？？？？？
わたし結構やらかしちゃってるやつやんそれ？？？？

『で、でも！小瀧くんも何も着てへんかった！！』

「あー………面白そうやなあって？」

『いやいやそれで態々脱いだん！？』

もしほんまのことならそれ誰も得せえへん！
私割と本気で悩んどったんやけど！あかん嫌いになりそう！

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