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「ヒョンたちにバレたら、何?」


ぴたりと空気が止まった。


「「げ!?」」


私ともう1人のメンバーの声が完全にハモり、ミンギュの肩がビクッと跳ねる。


その直後――。


「朝っぱらから、何喧嘩してるの?」


貼りついたような微笑みと共に、ジョシュアがリビングへ入ってきた。

その余裕の笑顔は怒っていないようでいて、逃がさないオーラを強く纏っている。

「いや…その……」

さっきまで仁王立ちだったもう1人のメンバーは、一瞬で語彙力を失っていく。

「ねぇ、ミンギュ。もう1人のメンバーは答えたくないみたいだから、ミンギュが教えて?」

シュアは優しく問いかけるが、その裏にある圧は誰もが知っている。


「えっと…あ……いや、その……」

ミンギュも目が泳ぎ、完全に挙動不審。


(これはやばい。)


シュアがふたりをじわじわと追い詰めている隙に、私はこっそり退出しようと足をそっと入口へ向け去ろうとした時――


「どこ行くの?」


「どこ行くつもり?」


入口をふさぐように、ジョンハンとクプスが立っていた。

完璧すぎるタイミングで、左右から声が重なる。


「……え?」


慌てて視線を戻すと、ウォヌへ助けを求めようとした私と目が合った。


だが、ウォヌは――

さっきまで死ぬほど笑っていたとは思えない、無の表情でコーヒーをすすっている。

“僕は何も知らないよ”という顔で。

リビングの出口は完全に塞がれ、状況は最悪。

もう1人のメンバーはしゅんとしてミンギュの後ろへ隠れ気味、

ミンギュはミンギュで目をぱちぱちさせているだけ。

そして私は、完全に逃げ道を失った。


ジョシュアが静かに笑う。


「じゃあ。三人とも、順番に話聞こっか?」


その声が妙に優しい分、背筋が凍るのだった――。

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作者名:チューペット | 作成日時:2025年12月8日 14時

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