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*
『人いっぱい！』
北「はぐれないでね」
今日はいつも以上に甘やかしてあげようと財布の紐を緩くすることを決めた俺
『北斗見て！スーパーボールすくい！』
金魚すくいよりもこっちが気になるらしい
北「する？」
『いいの？』
北「今日くらいはわがまま言ってもいいんだよ」
やっぱり少し遠慮がちなAのおでこに軽くデコピンしてから椅子に座ってるおじさんに
1回お願いします、と声をかけた
『北斗ありがとう！私これ初めてやる！』
北「破らないように慎重にね笑」
Aが3つスーパーボールを取ったところでポイが破れてしまった
あーー、と悔しがりながらも3つ取れて嬉しそう
おじさんにお礼を言ってからまた歩き出す
2つ隣がチョコバナナを売ってる屋台で、Aの意識はすぐそっちに持って行かれる
「お、美男美女のカップルさんだねぇ！1本おまけであげるよ！」
『いいんですか！やったぁ！』
俺らのことを”カップル”と言ったおじさんにカップルじゃないですよと訂正することも無くニコニコ笑顔で受け取るA
『私たちってカップルに見えるんだね笑』
人混みの中を、はぐれないようピッタリ寄り添って歩いてる時にAが言った
男女が祭りの日に2人でまわってるんだからカップルに間違われるのも無理はない
『北斗が私の彼氏だったらどんな感じなんだろ、樹でも、大我でも、他の人でも、付き合ったらどんな風に同じ時を過ごすのかな』
小さい頃からこの世界にいるAはきっと普通の恋愛をして、誰かと堂々と付き合うなんて経験はないんだろう
俺ならきっと、Aを離すことはできない。
俺の想いはいつか、Aに届くのだろうか
哀しそうに呟くAに声をかけることは出来なかった
______Aが泣いていたから。
.
ガヤガヤと騒がしい人混みから抜け出して少し人気のない公園のベンチに2人で座る
祭りに来ている人たちの声が遠くに聞こえる
『.....ねえ北斗。わたしね、』
これからAが何を言うかなんてハッキリはわからないけど、何となく聞きたくはなかった
『SixTONES、抜けようと思ってる』
ほら、悪い予感ばかり当たってしまう
何も言わず俯いた俺に、Aがごめん、と呟く
『私は多分、みんなとデビューすることは出来ない』
北「な、んで、？」
やっと、声が出た
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光(プロフ) - ゆとりさん» コメントありがとうございます！そうなんです！来週テスト期間に入るのでまた更新遅くなるかもしれませんがこれからもお願いします！！ (2020年7月5日 20時) (
レス) id: 1658467674 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとり(プロフ) - 光さん学生さんだったんですね〜。授業が始まり、大変だと思いますが体調気をつけてくださいね！！ (2020年7月5日 15時) (レス) id: 71fcf47086 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - 知念南奈さん» コメント、リクエストありがとうございます！！前に書いたことがあるかもしれませんがスノスト以外のジャニーズさんあまり詳しくないので予想通りになるかわかりませんが私なりに勉強してキスマイさんとのお話書かせていただきます！ゆっくり消化するのでお待ちください (2020年6月30日 20時) (レス) id: 1658467674 (このIDを非表示/違反報告)
知念南奈(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてます！リクエストなんですが、キスマイとの絡みが見たいです！更新頑張ってください！ (2020年6月30日 2時) (レス) id: 70738b0893 (このIDを非表示/違反報告)
光(プロフ) - みーさん» 本当ですか！それはもう運命としか思えません...！笑 ありがとうございます！！また見に来てくれたら嬉しいです！ (2020年6月29日 19時) (レス) id: 1658467674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光 | 作成日時：2020年5月19日 20時
